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e-Story大賞2021にて「TanZak優秀賞」を受賞しました!

noteでのお知らせが少し遅くなってしまいましたが、実はe-Story大賞2021というチャットノベルのシナリオコンテストで「TanZak優秀賞」という賞をいただきました!

e-Story大賞とは

私たちは、電子媒体(electronic)から生まれた物語(story)の全てを「e-Story」と命名し、その最高峰を目指します。
「e-Story大賞」で募集する作品は、これからを生きる次世代の読者が電子媒体で楽しむ、「誰も見たことがない」「感じたことのない」全く新しい物語です。

e-Story大賞2021の目的

 私たちはこのコンテストを通して、「今の時代にヒットする連載」の原石となるような、クリエイターや作品との出逢いを期待しています。
 e-Storyは、小説のように文字で物語を紡ぐことができ、漫画のように広がりやスピード感のある展開を描ける、小説と漫画の双方の良さを兼ね備えたアートフォームです。
 私たちはここで生まれた物語が、連載を通して、より大きな形に育っていくことを目指しています。

こちらのコンテストには3作品応募していたのですが、賞をいただいたのは「運命の恋はまっさらな目覚めに」という恋愛作品でした。

普段「恋愛ものはそんなに好きではない」と公言しているのに、恋愛ものが受賞したというのは自分でも意外でしたが、ともあれ賞をいただけたのはとてもうれしかったです。

公募の賞に投稿したこともあまりなかったので、勇気を出してチャレンジしてみて本当によかったです。

以下、受賞した作品の紹介です。
結果発表のページに掲載されたあらすじと寸評になります。

「運命の恋はまっさらな目覚めに」

〈あらすじ〉
病室で目覚めた女子高生のすみれは、今までの人生の記憶をすべて失っていた。幼馴染の少年・伊吹はそんなすみれに「自分とすみれは付き合っていた」と言う。
それから数日が経ち、記憶が戻らないまま退院することになったすみれ。何も思い出せないことに焦るが、しかし学校に復帰する日、伊吹に「無理に思い出さなくてもいい」と言われ、安堵するとともに伊吹に好意を抱く。
学校でも甲斐甲斐しく世話してくれる伊吹。ある日、すみれは伊吹とクラスメイトの玉木が言い争っているところを目撃する。「あいつを騙してるのか?」と伊吹に問いかける玉木。すみれは、あいつって私のこと? と疑問を抱く。しかし当の伊吹に何も聞けないまま数日が経ってしまう。そんなある日、すみれは記憶を失う前の自分がつけていた日記帳を発見した。そこには、記憶を失う前の自分は玉木が好きだったということが記されていた。

〈寸評〉
記憶喪失から始まる夢のような恋物語が、少しずつ違和感に包まれていく。徐々に物語をスライドしていく、滑らかな筆運びが素晴らしいです。

どうやら得意(だと自分では思っている)の「心理的な不穏さ」を評価していただけたみたい……?

「TanZak優秀賞」受賞者には集英社さんが運営するチャットノベルアプリ「TanZak」での連載権が与えられるので、このまま問題がなければそのうちこちらのアプリで連載することになるはずです。

「TanZak(タンザク)」は、集英社が手がける「週刊少年ジャンプ」のキャラクター小説から往年のコバルト文庫の名作、さらには異世界転生小説も含む様々な小説をベースにした、出版社初のe-Storyアプリです。ここでしか読めないオリジナルコンテンツも充実しており、TanZak書き下ろし作品を含む、人気漫画のスピンオフを掲載中。既存の小説・漫画とも連携しつつ、旧来の枠にとらわれない新しいエンターテイメントの形を目指しています。

出版社が運営する媒体でオリジナル作品を載せてもらえるなんてすごくうれしい〜!
小説が好きなので、やはり出版社には憧れがあるんですよね。

しかも集英社さんですし……今は小説ばかり読んでいる私ですが、子どもの頃は小説よりもジャンプの漫画を読んでいた人間なので、かなり本気で感無量です。

今、「運命の恋はまっさらな目覚めに」の連載の準備を少しずつ進めているところです。
おもしろがっていただけるようにがんばりますので、連載がはじまったらぜひ見てやってください。

ちなみにe-Story大賞はpeep(taskey株式会社)とTanZak(株式会社集英社)の共同開催なのですが、今回私がいただいたのはTanZak編集部(集英社)の賞でした。

peep編集部(taskey株式会社)からの受賞はなかったのですが、結果発表のページを見ていたところ、なんとpeep編集部の最終選考作品の中にもうひとつ私の作品があることに気がつきました。

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最終選考止まりとなってしまったこちらの作品は、実は学生時代に卒論として書いた小説の改稿版だったりします。

こちらは惜しくも受賞ならずでしたが、学生当時かなり四苦八苦しながら書いた思い入れのある作品なので、「よくぞ最終選考まで生き残ってくれた……!」という気持ちです。

かなり粗削りな作品ではありますが、学生時代にあの作品を書かなければ今の仕事をしていることもなかったので、いつかどこかで日の目を見せてあげたいな、という作品でもあります。

なにはともあれ、今回は賞をいただけてとてもうれしかったです!
TanZak編集部の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にどうもありがとうございました!

TanZakでの連載については、時期が決まったらnoteやTwitterにてお知らせする予定です。
お手軽にサクッと楽しんでもらえるものをご用意できるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。




というか、私もそろそろ経歴・実績やお仕事の価格感を書いたページを作って、SNS等でお仕事募集をするべきですよね。
そうしないとなぁと思いつつ、まだ何も準備ができていません……。

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