見出し画像

ドリーミング・オブ・フラワー44

さて勝負曲とはいったいなんぞ?と考えてみた。

カラオケでここ一番の時に演るやつなら、十八番。うーん、ないナ。これ!とは決めてないからない、ひとつくらい持っておきたいところかもしれん。

あとはおれなんかミュージシャンでギター弾きだから、誰かのためにプライベートで歌いたい曲か。うーん、ないナ。おれカバー苦手だもん、ひとの曲を覚えるのに時間がかかるからパス。ハッピーバースデーの歌もすぐ出来ないもん、こりゃまるでミュージシャン失格ダ、だけどやろうと思えば出来るもん。

ハイスクール時代に付き合ってたコに自分の部屋で披露した歌ってのがあるけど、それは照れ臭いし教えない。エピソードとしては表で従姉妹のお姉ちゃんがそれを聞いていて、あとで「上手やね」と言ってくれたことだけ報告しておく。

というわけで色々と考えてみたところ、繰り返しくりかえし何度も使わせてもらった曲について話しておくネ。

それはSE。SEってのはおれたちバンドマンがステージに上がる時に使う曲。登場SEとか出囃子なんて言い方をするね。いわばお祭りを盛り上がるためのもの。だからしっとりした音楽をやる人たちだったら、それこそSE無しで静かに始めたり、敢えてお祭り感を消しておいて、オリジナルの爆音で始まるライブだってある。

おれたちは士気をあげるために使っていた。バンドを組んでからしばらくずっと流させてもらったのは映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のオリジナル・サウンド・トラックから。

7曲目のbyデュアン・エディ「ザ・トレンブラー」を勝負曲としよう。いつもこれで馬に乗ったような気分で不良い感じで飛び出していたさ。

そういうわけで『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を見返す度にドキドキっとするんだヨ。映画の方ではいったいどんなシーンで使われるでしょうかネ。




この記事が参加している募集

私の勝負曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?