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「午後のひとときに」

お久しぶりです。
ここ数年、書くことをやめようかと思い悩んでnoteもお休みしていた夏生です。
週末の昼下がり、部屋を片付けていたら古い外付けハードディスクが出てきまして。
中身を確認がてら整理していたところ、もう消えてしまったと思っていた20数年前の文書データがあれこれ見つかりました。ちょっとしたタイムカプセルみたいですね。

当時の日記や原稿の下書き、MSNメッセンジャーのログ、ポストペットで友人とやりとりしていたメール、運営していた掲示板のログ……!(時代……)

全部は読み切れてないのですが。
まあ昔の自分の熱いこと熱いこと!
毎日書くのが楽しくて仕方なくて、周りもそれを楽しみに読んでは感想を送ってくれてて。
「将来さ、娘が大きくなったら無理やりにでも読ませたいよ。ずっと書き続けてね」
ふだん小説なんて読まないって言ってた友達が、私の作品をいくつか読んだ後にポツリと言ってくれたのを鮮明に思い出しました。

今はもう、掲載していたサイトもサーバー自体消えて、寄稿した雑誌も廃刊になって。
この先、誰にも読まれることなく消えて行くのだと思うと、何となく惜しくなりました。

今の私には書けない、10代、20代の頃に等身大の気持ちであれこれ書いた短編集。
時代を超えて誰かの心に少しでも響くといいなという気持ちで、少しずつ公開していきたいと思います。


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