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高尾歳時記 2023年12月2日(土)

高尾の紅葉も終盤。

登山者数世界一を数える高尾山が最も混むのは、紅葉の時期。

高尾山の紅葉は例年11月中旬から12月上旬ですが、その年の天候により若干前後します。今年は例年通りでした。また、色付きもその年の天候の影響を受け、ダメな年は色づく前に枯れて散ってしまうこともあります。幸いなことに今年の色づきは上々で、特に紅葉の名所である薬王院、仏舎利塔、もみじ台、一丁平では素晴らしい紅葉を眺めることができました。

本日の状況ですが、全体的に紅葉はすでに散り始めていて、見頃のピークは過ぎています。高尾山から城山の稜線では一部見頃の木が残っていました。

これから高尾山は本格的な冬を迎えます。本日は冬の時期にて典型的な西高東低の気圧配置になり、南関東は北から乾いた空気が山を超えて吹き込み、すっきりとした晴れになりました。ただし朝の冷え込みは厳しく、早朝7時時点の高尾山口駅前の気温は零度。吐く息が白くなるほどでした。

早朝は雲ひとつない抜けるような快晴となり、富士山の遠景もバッチリでした。しかし、冬型の気圧配置は次第に緩んでいったため徐々に雲が湧いてきて、お昼過ぎには富士山は見えなくなってしまいました。

高尾山の秋恒例の「高尾山もみじまつり」は今週末が最終日。山は激しい混雑でした。人波を避けるために早朝出発。下山する頃にはかなり人が増えてきましたが、できるだけ静かなトレイルを選んで高尾を一回りしてきました。

早朝の日陰乗鞍を登ります。途中でご来光。
朝日がトレイルを明るく照らします。
日陰乗鞍では、箇所箇所で紅葉が残っていてくれました。
ここのカエデの黄葉はきれいでした。
標高の高いところでは葉はほとんど散っていましたが、ここのカエデはまだ見頃。素晴らしい。
(小仏)城山に到着。久しぶりの富士山の勇姿。空はクリスタルクリアで景色は鮮明です。
(小仏)城山から都心方面の遠景。こちら側は少し霞がかかっていました。
一丁平の見晴台から、富士山。今日は江ノ島まで鮮明に見通せました。
一丁平の紅葉はほぼ終わり。このカエデのてっぺんあたりの葉は枯れていますが、下の方はまだ見頃。
一丁平から高尾山への登り返しのところのカエデは見事でした。きれいです。
イロハモミジ。
イロハモミジのグラデーション。
こちらは黄葉している個体。それぞれの個性を愛でるのも楽しみのひとつ。
いいですね!優雅な気分になります。
イチョウの黄葉とカエデの紅葉のコンビネーションがきれいでした。
もみじ台の紅葉はピークを過ぎ散り始めていましたが、一部残っていました。
カエデの黄葉が青空に映えます。
高尾山山頂の紅葉は散っていましたが、数本見頃の木が残っていました。
高尾山山頂から富士山。空はすっきりと気持ちよく晴れて、素晴らしい景色でした。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面。稜線はクリアです。
高尾山ケーブルカー清滝駅前の紅葉は散り始め。まだちょっとだけ楽しめそうです。

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