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高尾歳時記 2024年1月13日(土)

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天気:晴れ
気温:8.5℃(高尾山山頂 11:00)
人出:混雑
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お正月から成人の日の三連休を経て、世の中はすっかり巡航モードになってきたでしょうか。寒い日が続き、まだまだ冬真っ只中という感覚ですが、あともう3週間ほど、2月4日は二十四節気の立春。暦の上では、春を迎えます。

お花の乏しい冬の高尾山ですが、立春を過ぎると梅の花の蕾は一気に膨らんで、2月の下旬になると次々に開花します。梅の花が見頃を迎える毎年3月10日前後、高尾では高尾梅郷梅祭りが開催されます。

小仏関所跡にて。2023年3月上旬撮影。
同じく小仏関所跡にて。2023年3月上旬撮影。

昨年は梅の開花が例年より若干遅れて、梅まつりの時期が五分咲きほどだったのですが、今年はどうでしょうか。本日、早咲きの木数本に数輪開花しているのを見つけました。

梅の花の開花に先駆けて、今の時期あたりから咲き始めるのがロウバイの花です。本日、数輪が開花しているのを見つけました。

ロウバイの花。本日撮影。

開花しているのは数輪でしたが、蕾はパンパンに膨らんでいて、おそらく向こう1〜2週間で見頃を迎えるでしょう。高尾でロウバイが観察できるのは高尾梅郷梅のまち広場です。ロウバイが観察できる期間は比較的長く、だいたい1月中旬から3月中旬まで楽しむことができます。ロウバイの花は、清涼感のある、蜜のような甘い香りをまといます。その芳しい香りを楽しみに、ぜひおいでください。

本日は空に若干の雲がありましたが、基本的に快晴。夜間の放射冷却で冷え込みは厳しく、早朝の高尾山口の気温は零下1℃。凍てつく寒さの中出発です。

午前中は晴れの予報でしたが、午後前線を伴った低気圧が北日本を通過するのに伴い、南関東は雷を伴った、みぞれ混じりの冷たい降雨の予報がでていました。天気が荒れる前に余裕を持って行動するため、正午までには下山する計画とし、実際計画通りに下山。午後しばらくは安定した晴れでしたが、15時過ぎ、空はあっというまに厚い雲に覆われ風雨が強まり、雷を伴った、荒れた天気になりました。

山行中の天気はバッチリ。凍てつく寒さでしたが、しっかり準備をしてきたこと、そして風が強くなかったため日向は陽光暖かく快適。冬の高尾の明媚なスポットを巡ってきました。

極寒の早朝の高尾山口を出発。日が登ってきました。
夜間の冷え込みで霜がおりた小仏川の河原の野草が、陽光を受けてキラキラ輝きます。もうちょっとすると日差しで霜はあっという間に溶けてしまうでしょうね。
裏高尾は高尾陣馬主脈の北側で、日照時間が短く今日のように冷え込むとあらゆるものが凍りつく景色を見ることができます。
霜がまるで砂糖菓子のよう。
まさに自然が作り出すアート。お花に乏しいこの季節ですが、足元をよく観察するとフォトジェニックな被写体が見つかります。
ロウバイの花が開花していました。高尾梅郷梅のまち広場にて。
開花は始まったばかりでほとんどはまだ蕾ですが、あと1〜2週間ぐらいで見頃になるでしょう。
フユイチゴの実。小さいのですが、近づいてよく見ると可愛らしいフォルムです。
お花の乏しいこの時期、ヤブコウジの赤い実はとっても目立ちます。
山はすっかり冬景色ですが、路傍をじっくり観察すると綺麗に色づいた葉がちらほら。
美しく色づいた紅葉。茎に立派なトゲがあるので、ノイバラでしょうか。
赤紫に色づいたカシワの幼木。
なんとも渋い赤褐色に色づいた、木イチゴ(モミジイチゴ)の葉。
陽光に輝く相模湾。先週と比べると若干空の霞が多いですが、眺望は良好。江ノ島も見えます。
前掲の写真の位置からズームアップ。江ノ島のシルエットを捉えました。
(小仏)城山から、富士山。半分雲に隠れてしまっていますが、これはこれで味のある姿。
同じく城山から、都心方面。先週より空の霞は多めですが、眺めは良好です。
スカイツリーもはっきり見えますね。
もみじ台から富士山方面。富士山はだいぶ雲に覆われてきました。
高尾山山頂から、丹沢主脈方面。先週より雲多めですが、眺めは良好でした。

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