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高尾歳時記 2024年1月5日(金)

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天気:晴れ
気温:10.0℃(高尾山山頂 13:00)
人出:多め
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年明けから、南関東は穏やかな晴れの日が続いています。

聞くところによれば、元旦の高尾山は快晴で、きれいな初日の出が見られたそうです。また、今年は新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行後初めての元旦でしたので、当日の高尾山はコロナ前の賑わいだったようです。

コロナ前に一度だけ山頂から初日の出を見たことがありますが、元旦の未明は高尾山山頂が一年で最も混雑します。三箇日の高尾山は新年を祝う賑わいやさまざまな縁起物の振る舞いがあり、一年で最も楽しい時期でもあります。機会があれば、寒さ対策をバッチリしてぜひおいでください。

明日1月6日は二十四節気の小寒。いわゆる寒の入りです。小寒から大寒をこえ立春までの約1ヶ月は寒の内と呼ばれ、一年で最も寒い時期とされます。寒中見舞いを送る期間でもありますね。

本日、高尾山は早朝の冷え込みは厳しかったのですが、日中はこの時期としては暖かくなり、お昼過ぎの山頂の気温は10℃。市街は15℃まで気温があがったそうです。風もなく、快適な登山日和となりました。

山の中はすっかり冬景色ですが、よく目を凝らすときれいに色づいた、フォトジェニックな植物があちらこちらに。空は若干霞がかかっていましたが、富士山の勇姿を遠望できました。

暖かな高尾山周辺を巡ってきました。

雲ひとつない快晴の空。気温も暖かく、登山日和になりました。
ヤブコウジの実。お花に乏しい季節、真っ赤な実はとっても目立ちます。
こちらはミヤマフユイチゴの実。食べたことはありませんが、とっても甘いのだとか。
《自然公園法は、明治の森高尾国定公園を含む国立国定公園の特別地域内において、環境大臣が指定する植物の採取または損傷を禁止し、懲役刑を含む刑事罰を課しています。ミヤマフユイチゴは指定外ですが、基本的に全ての植物の採取や損傷は慎みましょう(注1)。》
シミュラクラ現象ってありますよね。黒い点が人の顔に見えるという、人間が生まれつき備えている防衛本能なのだそうです。
本来は外敵を察知する能力なのだそうですが、冬になると山ではこんな感じの愉快な落ち葉がいっぱい落ちています。仲良し夫婦に見えましたが、皆さんのご想像はいかがでしょうか。
これはカシワの葉。柏餅を包むやつですね。高尾にはカシワの木が多く自生しています。
お花の少ない季節ですが、路傍をよく観察すると、きれいに色づいたフォトジェニックな葉があちこちに。
きれいに色づいています。枝に鋭いトゲがありますので、ノイバラでしょうか?
こちらはモミジイチゴの葉。橙色の色づき。こちらにも枝に鋭いトゲがあります。
これはテリハノイバラ。「照葉てりは」の名の通り、つややかな葉です。
コナラの幼木。
こちらもコナラの幼木と思われますが、それぞれ色が微妙に違って個性があります。
これはカシワの幼木?
植物の同定は本当に難しい。
これはクサイチゴの葉ですよね。深い紅色に紅葉しています。
マルバウツギ。高尾には多く自生します。
こちらもマルバウツギ。日のあたりかたで色づき具合が変わります。
(小仏)城山山頂より。富士山きれいに見えました。
同じく城山山頂より、都心方面。若干霞がかかっていますが、眺めは良好です。
一丁平の展望台からも、富士山きれいに見えました。
高尾山山頂に到着。徐々に霞が増えてきましたが、引き続き眺めは良好です。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面。
丹沢主脈には雲がかかっていますね。
右端に鎮座するのは富士山。高尾山山頂といえば富士山の遠景ですが、この丹沢主脈の遠景は、山好きにはたまらない絶景です。

(注1)
参考資料:環境省HP 
国立・国定公園における植物の保護対策について(指定植物)


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