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女性が専業主婦になる理由が知りたくて。

初めまして。私は現在PRIMEでインターンシップをしている大学4年生のナギユリです。
先日PRIMEで、インタビュー連載「家族とキャリアと私」の第4弾として「20代で専業主婦になる」書の取材・執筆を担当しました。

今日は、自分で提案・取材し、文章を書いた、専業主婦へのインタビューを企画した思い、取材を終えての気づきを書かせていただきます。

専業主婦へのインタビューを企画した理由

私が専業主婦インタビューを企画した理由は、女性が専業主婦になる理由を知りたいと思ったからです。

少し前までは、女性は結婚したら専業主婦になるのが一般的な考えだったものの、今では結婚後も女性が働くことが当たり前になりました。しかしそんな現代でも、専業主婦になりたいと思う女性がいることを知り、なぜ専業主婦になりたいのか知りたいと思うようになりました。

大学の授業では専業主婦になる要因が見つけられなかった

インタビューを行う数か月前に、私は大学の「社会調査演習」という授業で「女子大学生の専業主婦志向」について社会調査を行いました。

女子大学生が専業主婦志向を持つ要因について考えたとき、私はある友人の言葉を思い出しました。それは、「結局女なんか大した職になんて就けなくて、稼ぎも少ないんだから、はやく結婚して専業主婦になりたい」というものです。

この発言から私は、「男女間は不平等であると思っている人ほど、専業主婦になることを考える」という仮説を基に調査を行いました。

しかし調査の結果、仮説のような事実は認められず、出身階級や子育て願望などの要因と専業主婦志向の関連性も調査しましたが、いずれも専業主婦志向を持つ要因と考えられるものは本調査では見つけることができませんでした。

(今回の調査は、調査対象が私と同じ大学に通う女子大学生と限られていました。私が通う大学は、比較的に裕福な家庭で育った生徒が多いと思います。だから、もっと大規模な調査を行い、様々な大学の学生からアンケート結果を得ることができれば、違う結果が出ていたのではないかと思っています。)

このような調査結果が背景にあり、実際に若くして専業主婦になることを決断した方にインタビューをすれば、専業主婦になる理由がわかるのではないかと思ったのです。

インタビューをしてわかったこと

今回インタビューしたのは、大学を主席で卒業し、大学院にも進学した女性。彼女は、大学院生時代に学生結婚し、大学院卒業後すぐに専業主婦になりました。インタビューでは、彼女が専業主婦になる決断をした理由について、コロナや結婚のタイミング、就職活動など様々なことが重なり、専業主婦になったという経緯をうかがいました。

彼女を見て、私は、専業主婦はキャリア的に職歴が低いとされてしまう現状はあるものの、本人達はキャリアを諦めたわけではなく、働く一社目として家庭を選んだイメージであるべきだと思いました。

正直、今回のインタビューを通して、女性が専業主婦になる明確な理由はまだ見つけられませんでした。ですが、インタビューや大学の調査をしてみて、女性には「専業主婦になる」という選択肢があるけれど、男性が「専業主夫」になる選択肢はほぼないという事実がよりリアルに感じられました。

専業主婦になる理由として私の予想は、
・働きたくない
・仕事と家事の両立はできない
・働いても男性のように給料が上がらず、キャリアに限界がある
と考えている人が、社会に対する諦めのような気持ちで専業主婦になると思います。

今後は、専業主婦へのインタビューはもちろん、専業主婦志向を持つ女性へのインタビューも行っていきたいと考えています。

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