#1 スピッツの言葉たちが沁みる、日曜の夜 ー坊やの徒然日記
この言葉に初めに救われたのは、もう何年前か。
思春期。何度目かの転校。出来上がったグループを前になかなか学校に馴染めず、「どうして私だけが何度も仲の良い友達と遠く離れて、頑張らなくてはいけないのか。」という少し勘違いな恨みと共に、「もう学校に行きたくないなあ・・・。」と何度も不登校になりかけた時期があった。
そんな、精神的にまいっていた時に母に教えてもらったのが、スピッツの「スピカ」という1曲だった。特に冒頭のフレーズが、「大変でも生きていればきっといいことがあるぞ。」と、登下校中の私を支え続けたのだった。
現在。社会人に慣れ、今年から初めて新規部署に異動。慣れない仕事と久々のはじめましての人間関係に戸惑いと焦り、しんどさが募ってきた。
恋人の職場でも問題が起こり、ずっと相談に乗っていたが、話を聞く限りみんな少しずついい加減で、憤っている間に会話が終わることが多く、モヤモヤとイライラがピークになってきてしまった。
ふと、まさにこの記事を書いている今。
冒頭のフレーズを思い出し、甘えたくなって聞いてみた。
すっと。いつまでも変わらずに優しいメロディーと歌詞が、トゲトゲしていた心を柔らかく包んでくれた。
自分だけ、というネガティヴな幻想から少し剥がしてもらって。身体が病気じゃないなら明日も笑えるかも、という希望が差し込んだ気がして。じんわり涙が出てきた。
勢いに乗って、他の曲も聴いてみている。スピッツのメロディと歌詞はどれも最高に、心にとって美味しい。
例えば、次に聴いてみた「心の底から」という曲。
直球の力が湧き出るような応援の表現と、天使や悪魔のすごい力を使って取り戻すのは、結局いつもの平和な日常、という茶目っ気たっぷりの表現。思わず笑顔になってしまった。
続いて、アルバム「ひみつスタジオ」の収録曲、「i-O(修理のうた)」。
冒頭の、教会のオルガンのような電子の音色から、とっても癒される。
恋人との、なんとなく気を遣う空気がある、現状の苦しい会話。それさえも、楽しんでしまう余裕は大事だな…とか。気持ちは荒れてても格好だけは可愛くしていたいな〜みたいな気持ちを、見抜かれたような、うまく言い当てられたような気がして、個人的には、どきっとした。
(うまく整理できていないけど・・・。)
どれも、全然違う情景を歌っているはずだけれど、烏滸がましくも、自分のことを歌っているんじゃないか、と感じてしまうくらい効いている。魔法のことばだ。
もっと紹介したい箇所はいっぱいあるし、聴いている曲はもっとあるけれども、一旦このくらいにします。まとめると、スピッツ大好きです!
自己紹介忘れてたので、いずれしようと思います!
初めてのNoteで、特に、引用などが不慣れで怖いですが、この感動をどうしても伝えたくなったので、拙い言葉ながら勇気を出して書いてみました。
(もし間違いなどがあれば、優しくこっそり、教えていただけますと幸いです・・・!)
おしまい
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