ストーリーマーケティング

ピーター・ドラッカー曰く、「マーケティングの狙いは販売を不要にすること」と云っています。

ストーリーマーケティングの言葉自体は、昔からあったのですが、まさに今の時代に大切なマーケティングの概念だと思いましたので、自分なりの解釈で紹介させていただきます。

マーケティングは、常に時代に合わせて変化しています。
この変化を捉えて、トリプルメディア(オウンド・ペイド・アーンド)を最大限に活かし、マーケティングの最適化を実施しなければなりません。

冒頭のドラッカーのメッセージの意図は、「マーケティングとは、欲しい人の目の前に欲しい商品やサービスを差し出す行為」だと捉えています。

つまり、売り込まなくても、欲しい人の前に商品やサービスがあるので、販売促進は不要だということ。

では、どうやって、販売を不要にするのか?

それが、ストーリーマーケティングの本質にも関わってくると思うのですが、モノ消費からコト消費へと、消費者の意識が変革していることと、SNS利用者の増加により、ストーリーを届けやすくなったことが挙げられます。

コト消費の意識が高まる消費者がSNSを利用して、情報をシェアする時代。
共感がビジネスを加速すると言っても良いかもしれません。

テレビや雑誌などの情報よりも、ネットの口コミやSNSのコメントが商品・サービスの購入の決め手となる場合が多いので、売り手側のマーケティング戦略も当然、変革しないといけないのです。

ネットには膨大な情報があり、その中から自社(自身)の商品・サービスを見つけてもらうのは、対策無くして困難です。

今では、売り手側がストーリー性のあるプロモーションを重視しています。

ストーリーマーケティングのメリットはこんな感じでしょうか ↓

▼ ストーリーマーケティングのメリット
・記憶に残りやすい
・疑似体験による共感を得やすい
・共感の派生が新たな顧客を呼び寄せる
・ブランディングやビジョンを伝えやすい
・自身の顧客理解が高まる

消費者が、対象とする商品・サービスを、どこで目にして、どうやって記憶して、どのような方法で購入して、購入後にはどんなアクションをとって、誰に伝えるのか、というところまで考えて取り組むと、ペルソナが明確になり、戦術を考えられるのではないでしょうか。

極端な話ですが、これがイメージできない商品やサービスは、ローンチしない方が良いのでは?

ストーリーを作ることと、ストーリーを消費者視点で想像すること、これが今のマーケティング戦略では、重要な要素だと思います。

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