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本日は、マーケティング関連の話題です。
先日、企業研修の際に使用したスライドを共有します。

VRIO(ブリオ)分析とは、競争優位性を考える際、企業の経営資源や組織力を分析に用いるフレームワークです。
この分析手法は、1991年にJ.B.バーニー教授が発表して90年代を席巻しました。現代でも有効な考え方だと思います。

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経済価値(Value)、希少性(Rarity)、模倣困難性(Inimitability)、組織(Organization)に関する4つの問いを順番に答えることで、その経営資源が強みなのか弱みなのかを判別することが可能になります。

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▼ 競争劣位
 早急に対処しなければ経営が傾いてしまう恐れがあるという状態です
▼ 競争均等
 希少性を加えるといった競争優位性を高める努力を施さなければ、
 このままではいずれ競争劣位となってしまう恐れがあるという状態です
▼ 一時的優位
 現段階では優位だが、最大限に活かされていない状態を指しています
▼ 継続的優位
 組織全体が一丸となり、経営資源を最大限に活かしている状態です

現状の状態(ポジション)を確認できたら、あとはテコ入れです。

VRIO分析を行うことで、企業の競争優位性の向上に効果的な戦略を練るカギとなるものを得ることができます。

出来ていないところを補正していく、出来ているところを伸ばしていく。

このテンプレートは、ウェブ上にいくらでも転がっているので、皆様ご自身で、取り扱う製品で、やってみると良いと思います。

かなり奥が深いフレームワークですが、マーケティングに有効だと思います。



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