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ビジネス展示会の出展効果をどうやって測っている?

国内外でさまざまなビジネス展示会が実施されています。

企業の最終的な目標は売上拡大であり、そのために積極的に参加しているところが多いです。

しかし、参加したからといって売上がいきなり上がるわけではありません。本当に参加して意味があったのか分からないというケースもあるでしょう。

出展には費用や時間がかかるため、今後はもう見送ろうと考えるかもしれません。それだとビジネスチャンスを逃すことになりかねないので、あらかじめ効果を測定する基準を定めておくことが重要です。

主観的な目安を設けるのではなく、定量的目標を定義しておきましょう。最も把握しやすいのは自社の展示コーナーに訪れてくれた人の数です。

しかし、それが利益に結びつくかどうかは別の問題なので、参考程度に留めておく必要があります。
重要なのは購入や成約へのリードであり、そこに繋がらなければ効果があったとは見なせません。

来客数だけをカウントしていると判断が鈍ってしまいます。出展が目的になってはいけないことを理解しておきましょう。

たとえば、訪れた人にサービスの申込用紙を配り、後日申し込んでくれた人をあらためてカウントします。そうすると配布がどれだけの確率で売上に結びついたのか測定できます。

100枚配って80人からレスポンスがあるなら、これが高い確率なら素晴らしいリードを獲得したと見なせます。

一方、2人しかレスポンスがない場合などは、リードの獲得に失敗していることは明らかです。

このように単純な数値だけを指標にするのではなく、複数の数値から効果を算出することもポイントです。複合的に求めることで、イレギュラーな要素も入ってくるでしょう。

上記の例でいうと、1枚の配布に対して知人と一緒に申し込む人の存在などが挙げられます。
そのため、機械的に処理していくのが難しいことも多いですが、あまり単純化すると重要な影響を見落としかねません。

ある程度の時間を確保したうえで、念入りに効果を測定することが望ましいです。


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