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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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2021年10月の記事一覧

DXプロジェクトが失敗する原因って何だろう

IT技術の進化に伴いデジタル改革を進める企業が多い中、大企業に限らず中小企業でもDXに取り組むプロジェクトが増加しています。 DXプロジェクトとは事業の在り方や組織を変革することで新たな価値を生み出し、安定的な収益につなげる取り組みを指します。 DXプロジェクトを推進するメリットとしては、環境を整えることにより柔軟な対応が可能になることにあります。 それにより今まではチャレンジできなかった業界でのサービス展開も可能となり事業拡大のチャンスを得られることや、生産性や効率性

マーケティングDXを実現させるポイントとは

これまでの企業は、良い商品を作ったり良いサービスを提供できればそれだけで売り上げが伸ばせていました。 しかし、あらゆる業界の製品やサービスは飽和状態で、品質やサービスにそれほど格差がなく消費者にとってはどれを選択しても一定の品質やクオリティが保証される時代になってます。 このような厳しい市場の現状を踏まえ、マーケティング体制の見直しが各企業の最大の課題です。ITのシステムやAIを駆使し、データ分析や商品開発などマーケティングを行ったり、顧客のほしいタイミングでほしいものを

日米企業のDX動向を解説した「DX白書2021」は必読

独立行政法人情報処理推進(IPA)は、日本とアメリカの両方にじっくりと目を向けつつ双方の企業にて行われているDXについて調査し、まとめあげた「DX白書2021」を発刊しました。 日本とアメリカの企業におけるDXの詳細比較が記されていて、充実した内容になっています。 読み応えのあるボリューム(ページ数)になっていますが、IPAが公開しているウェブサイトからPDF形式でダウンロードができる環境が整えられているため、手に入れて目にするのも気軽です。 DX白書2021が手掛けられ

リバースメンターがDX実現のカギを握るのかも知れない

DX実現のカギを握るのは、リバースメンター制度なんじゃないか、ということをここ最近考えているのです。 リバースメンター制度により共通言語と相互理解、対話不足の解消が期待できます。 上司や先輩が指導者やアドバイザーになり、若い部下や後輩の相談に乗ってキャリア形成をサポートするのがメンター制度です。 リバースメンター制度は、若い部下や後輩が先輩社員や後輩に対してアドバイスなどの支援を行います。 例えば、JK課などのリバースメンター制度の導入には様々なメリットがあります。

破壊的な変革を意識しなければDXは成功しない

DXは、デジタル技術の活用をすることによって、企業におけるビジネスモデルや業務プロセスを変革し、デジタル世界で勝ち残れるように競争力を高めることを意味合いとして用いられています。 2018年に経済産業所が発表したDX推進ガイドラインではデジタル技術による変革を示していますが、あくまでIT化は手段であり、しっかりと変革を意識しないと成功することはありません。 現実問題として70%は失敗に終わっているとされています。 このようなDX失敗の原因は理解不足が一番の要因とされており

自治体BPRとは

テクノロジーが発展したことによって、民間企業では様々な業務改革が進んでいます。この業務改革のことをBPRと呼んでいますが、この業務改革が進む一方で、自治体行政でもたくさんのBPRプロジェクトが進んでいる傾向にあります。 BPRとは、日本語に訳すると業務改革や組織構造の見直しという意味があり、自治体や企業の目標、目的を達成するために、組織の構造や業務フローを再構築することを指しています。 民間企業以外にも、自治体でPBRを実施することにより、様々な変化や改善が見込めます。

DX 先進企業へのヒアリング調査から見る、DX推進のヒント

DXを進めるにあたって、何から手を付ければいいの?、何をすればDXになるの?と迷う方も多いと思います。 そこで、参考にしていただきたいのが、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開したDX先進企業のヒアリング調査です。 DX推進のヒントが詰まっています。 その調査で得られたDX先端企業のキーメッセージを4つのカテゴリにわけて紹介しています。 興味深い内容は、「DXを推進する体制と人材」に、記載している「八咫烏(やたがらす)人材」についてです。 多くの DX の先進