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慢性的な頭痛を治すには?   東洋医学からのヒント

 本日は、皆さんが抱える「頭痛」というものに対してちょっと違った観点でお伝えしていこうと思います。

東洋医学では、頭痛を次のように分類しています。

♦︎風寒(ふうかん)・・・ぞくぞくと寒気がある、熱っぽいのに、汗が出なくて、ふしぶしが痛い
♦︎風熱(ふうねつ)・・・高熱、喉の痛みや炎症で、体が熱く、汗が出る

 いわゆる風邪を引いている人に多く見られる頭痛の症状ですね。そして、こうした頭痛の原因を東洋医学では下記のように分類しています。

♦︎肝陽上亢(かんようじょうこう):仕事や家庭生活環境などのストレス
♦︎瘀血(おけつ):鬱血や血行障害など、血の流れが滞っている状態
♦︎腎虚(じんきょ):腎の機能が低下したり、不足している状態
♦︎気血両虚(きけつりょうきょ):精神疲労、無力感、息切れ、自汗
♦︎気虚(ききょ) :目のかすみや乾き、不眠、心悸など(血虚)

といった感じです。「ストレス社会」という言葉があるくらいですから、『肝陽上亢』のイメージは比較的、付きやすいかもしれません。

頭痛の原因は「頭以外の部分」にある(こともある)

 ここで私が特に強調しておきたいのは、「頭痛の原因は脾臓、肝臓、腎臓などの臓器とも関係が深い可能性がある」という点です。

「頭が痛いからとりあえずバファリンを飲もう」だと、一時的に頭痛が治ったとしても、慢性的な頭痛は一向に改善されません。先ほどあげた臓器の働きを活性化し気血の流れをスムーズにすることを考えてみても良いのではないでしょうか。

頭痛を改善するツボ一覧

♦︎風池(ふうち)
首の後ろの髪の生え際あたり。
左右外側のくぼみでいちばんへこんでいる部分です。

♦︎天柱(てんちゅう)
首の後ろの生え際にある2本の太い筋肉(僧帽筋)の両側にあります。

 さて、私は普段、中目黒にあるprimal bodycareという場所でエグゼクティブトレーナーを務めています。ツボだけではなく、動作診断、運動や食事管理、習慣改善などの面からもサポートができるので、興味ある方はぜひ、一度お越しください!

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