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【永久保存版】ベンチャー転職のリスクを減らす9つの方法

“生々しいリアルなビジネス情報を覗く”メディア、ぷりべん!編集部です。
今回取り扱うリアルな声は、

“ベンチャーに行きたいけど、飛び込むという意思決定が実際怖い”

“リスクをなるべく潰してから転職の意思決定をしたい”

といったベンチャー転職に関するテーマです。
「どうすれば入社前に大きなリスクを排除できるのか」という観点で、具体的な方法を9つご紹介したいと思います。

【どういった方向けの記事か?】
「ベンチャー転職自体のメリットデメリットは?」という話は別の記事で取り扱います。
「ベンチャーに行きたいという希望はあるが、実際に入社するとなるとまだ不安がある」という方向けの記事となります。

ベンチャー転職で、最後の最後まで残るリスクって何?

そもそも論になるのですが、
「ベンチャー企業」
=社会に新しい価値をもたらす挑戦をしている小さく若い会社
と雑に定義すると、まだ事業の安定性や成長性を証明できていないフェーズの会社がほとんどということになるので、大きい会社に比べてどうやっても事業運営上の不確実性が高いのは事実となります。
 
その不確実性というのを転職者目線で考えたときに、求人票や面接からある程度情報を集めていくと、「明らかに伸びなさそう」「明らかに自分に合わなさそう」というところは自然に排除されていくと思うのですが、その中で、ベンチャー企業への転職希望者が最後まで不安に感じている(=潰し切れていないと感じる不確実性)というのが大きく二つあります。

(1)倒産/事業縮小のリスク
「なんとなく事業は勢いがありそうだけど、本当に成長する企業だろうか?」
「事業の成長が突然止まって、目指していたキャリアパスが実現できないといったことはないだろうか?」
 
(2)組織風土や特定社員とのアンマッチリスク
「面接官とは合っていそうだったけど、他の人とは同じ方向を向いて仕事できるだろうか?」
「実力主義と聞いているが、昇進は本当に実力があればできるのだろうか?」

 
この不確実性は入社前に絶対にゼロにはならないし、もちろん時には大胆な意思決定もキャリアアップのためには重要ではあると思います。
 
ただ上記2つはともに、実際に発生してしまうと間違いなく望んだキャリアにならないと思うので可能な限り潰しておく必要はあり、やり方次第で入社前に一定スクリーリング可能なので、以下実際にどうやればよいか?を9つ紹介したいと思います。

具体的なアプローチ

①同業他社の面接も受ける

検討中の会社以外に、同業界他社の面接も受け、業界の将来性や業界構造などの意見を別の角度から確認してみるアプローチです。もしかしたらその会社から見た検討中企業の印象も教えてくれるかもしれないですし、そもそも同業他社の方が魅力的な会社だと感じるかもしれません。

②業績を数字やファクトで聞く

上場済企業であれば、まず同業他社の公開情報と比較しておくのがよいでしょう。未上場であれば公開情報で情報を収集するのは難しいので、売上や顧客数、顧客単価の絶対値や成長率などを面談等の場で問題ない範囲で聞いてみるのが良いかと思います。(具体的な指標に関しては別の記事で紹介します。)
ポイントとしては、企業に言われた一面的な数字だけを信じるのではなく、この角度ではどうなんだろうというのを自分なりに仮説をもって確認する姿勢が重要になります。

③役員やメンバーの職歴をチェックする

その会社の事業構造や市場を考えた際に、経営陣が事業成長に必要な専門性やスキルを持った企業か?というのはチェックしておくとよいでしょう。 (例.法人営業力がキーとなるビジネスモデルなのにエンジニアしかマネジメント層にいなさそう。)

④経営陣の戦略の展望を生の声で聞く

面接やオファー面談の場で、今後事業をどうしていきたいか?という戦略は、(感覚的にその戦略にコミットしたいと思えるか確かめるという意味でも)経営陣の生の声として確認するのがよいでしょう。「会社説明資料上の情報」と「実際の経営者の脳内」には大きな解像度の違いがある場合が多いです。

⑤資金調達先とタイミングを見る

こちらはあくまで参考指標となりますが、実績のあるVCや投資家からの大きな金額での出資を得ているベンチャーは、投資家から見て巨額のお金を賭けるに値するだけのポテンシャルがあると見られているということになるので、過去のプレスリリース等から金額と出資者をチェックしておきましょう。また、 前回の資金調達から時間があいている場合(3年以上等)は、背景を聞いてみてもよいかもしれません。

⑥転職者口コミサイトをチェックする

OpenWorkなどの口コミサイトは、一定以上の規模で口コミが揃っているベンチャー企業への転職を考えている際には非常にパワフルです。注意点としては、その企業の口コミも総合点に惑わされず、自分の大事にする軸に関してどのような評価をされているかをチェックするのが大事です。(そもそもベンチャー企業を選ぼうとしている時点で、総合点というより一定尖った意思決定をしようとしていることが多いのではないかと思います。)
また少なくとも年単位でベンチャーは大きく変化するので、できればここ1年か半年くらいの口コミを中心にみるのが良いでしょう。

⑦体験入社する

調べるだけでは限界があるので、実際検討中の企業で働いてみるというアプローチです。ここ数年、最終面接前後に1dayやhalf day体験入社をやってくれる企業も増えています。得られる情報量が最も多いアプローチになるので、時間と相手が許せばぜひやってみるべきでしょう。
DIVERKというサービスもありますので、よろしければぜひ!)

⑧現場/経営陣“それぞれ”と会話機会を持つ

このように書くと、すごく当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、「別々の場」で生の情報を確認するというのが重要です。現場と経営陣でスキルのレベル感や意識が大きく異なったり (面接ではエース級の方しか出てこない場合など)、現場と経営陣の仲が悪い会社というのもゼロではないので、選考中や内定後に先方に面談を依頼してみてもよいでしょう。

⑨社員や経営陣のSNS発信をフォローする

ベンチャー企業の中には、twitter等のSNSで積極的に情報発信している企業も多いです。特に企業公式アカウントではなく、メンバーや経営者個人のアカウントを覗くことで、会社の価値観や雰囲気など理解がとても深まりますのでお勧めです。

実際に上記アプローチを試す際のコツ

では、実際に上記アプローチを使って最後の意思決定をする際に、重要となるポイントについても共有させてください。

●100点の会社は存在しない。ので情報を集め始める前に、自分は「何を許容できなくて」「何は許容できるか=気にしないか」必ず整理を付けておく(情報洪水を避ける意味でも)
 
●人やカルチャーの違和感は無視しない。会社のメンバー複数人とのフィット感を感じていない時は、入社後に違和感が大きくなることが多い
 
●直接企業の人に情報を聞くときは、相手をリスペクトする姿勢と、質問の背景の共有を忘れない。(粗探しという雰囲気にならないように気を付ける。)当然ながら、選考中は企業側からも一挙手一投足が評価されている。
 
●どの企業に入社するか?も大事だがそこで「自分がどう働くか?」「自分がその会社をどうしていきたいか?」も同じかそれ以上に重要。納得できる企業を見つけて意思決定したらあとは全力で仕事を楽しむ。

皆さんの転職が良きものになることを心から願っています!
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