【全員必見】ネガティブケイパビリティについて!不安をそのままにしておくことも大切!?
こんにちは!PreVenture編集です!
今回は「ネガティブケイパビリティ」について解説します!
ネガティブケイパビリティとは「事実や理由を性急に求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」のことです!先の見通しが立たない現在において重要な能力の一つとして注目されています。
キャリアや、今後の仕事について悩みを抱えている方はぜひご覧ください!
先が見えないと不安になる
人間という生き物は、曖昧さや不明確なことに対して本能的に不安を感じてしまいます。曖昧さや不明確なことに出会うと答えを出そうとするのが人間の本能です。
すぐに答えを出すことを求められることは仕事や就職においても同様です。
仕事では極端にスピード感や成長を求められるようになっています。効率的な仕事術などが注目されており、すぐに決めて動くことができることが評価される傾向にあります。
一方で、テクノロジーの進化のスピードも上がり、未曽有の事態も起こるなど将来のことに関しては不確定な要素が多く、すぐに答えを求めることが必ずしも適切であるとは言えなくなっています。
そこで注目されているのがネガティブケイパビリティです。ネガティブケイパビリテは辛抱強い、度胸がある、肝が座っていると評価される人に備わっている傾向があります。
新しい挑戦をする、大手企業からベンチャー企業への転職、キャリアチェンジするなどの自分の人生に関わる決断をする際には、ネガティブケイパビリティが大きく貢献します。
ネガティブケイパビリティとは
詩人のジョン・キーツによって提唱された概念です。ここではネガティブケイパビリティについてご紹介します。
不確定の中にとどまる
ネガティブ・ケイパビリティとは、
のことです。
人間の脳には「分かろう」とする性質があります。分からないこと、不明確さはストレスとなり、本能的にすぐに答えをだし、曖昧さを取り除こうとします。しかし、安易に「分かろう」とすると、本質からずれた答えや、正しくないことを正しいと思い込んでしまいます。
本質からずれた答えや、間違った答えを信じてしまうことは自分自身を苦しめることになります。
そのためすぐに答えを求める姿勢をやめ、ネガティブ・ケイパビリティを通して、発展的な深い理解をめざすことが重要です。
注目されている背景
ネガティブケイパビリティが注目されるようになった背景にはどのような理由があるのでしょうか。
変化の激しい時代
VUCAの時代とも言われるように、環境の変化が激しくなっています。また、コロナウイルスや世界情勢の影響など想定していないことが突然起こり得る時代です。
トレンドや伸びる産業・衰退する産業、市況などが目まぐるしく変化する中で、転職・独立など自らキャリアを選択する必要があります。
このような先の見通すことが難しい中で、答えを出し選択するためにネガティブケイパビリティが注目されています。
ネガティブケイパビリティの要素
ネガティブケイパビリティは、以下の要素から成り立っています。
不確かさの受け入れ
ネガティブケイパビリティは、未知や不確かさを受け入れる心の柔軟さのことです。創造的なアイデアは、新しい視点やアプローチを通じて生まれることがあり、それには不確かな状況を避けるのではなく、受け入れる必要があります。
矛盾の解決
ネガティブケイパビリティは、矛盾するアイデアや感情を調和させようとする能力も含みます。矛盾は、新たな洞察や深い理解を生み出す一助となり得ます。
直感と感情の重要性
ネガティブケイパビリティは、論理的な思考だけでなく、直感や感情も尊重します。創造性はしばしば、感情や直感に触発されて生まれるものです。
自分と向き合う
自分と向き合うシーンにおいてネガティブケイパビリティは以下のような役割を果たします。
感情をコントロールする
まず一つ目が感情のコントロールです。不確定さの中にいると不安や焦りの感情が生まれてしまい冷静さを失ってしまいます。不安や焦りがあるとついつい焦って決断をしてしまい、あとから後悔することになります。
仕事の場面では上司の指示がはっきりしないことや、逆に部下の考えと自分の考えにギャップを感じ部下を理解できないと感じることもあります。そのような、物事がはっきりしない状況でも、不確定さを受け入れることで落ち着いて次の行動を選択することができます。
クリエイティブな発想
ネガティブケイパビリティは文学や芸術などの分野でも活躍しており、クリエイティブな発想において力を発揮します。
クリエイティブな発想は自分と向き合い、自分を理解するうえでも必要です。自分の中で答えの出ない迷いがあるときに、すぐに答えを出すために外部にある情報に頼ってしまいます。しかし、そこで答えを急がずにじっくりと考えることで自分の本当にやりたいこと、自分の意思や欲求に気づくことができます。
就職活動においても、複数の企業の中から給与や福利厚生などの条件でなく、なんとなく気になる、直観的にこっちかもしれないという感情を持つことがあります。
自分にとって正しい決断は何なのかを考えるシーンでもネガティブケイパビリティは効果を発揮します。
組織と向き合う
次に自分が組織と向き合う場面で、ネガティブケイパビリティがどのような役割を果たすのかをご紹介します。
不確定な中で前進する
働くうえで、自分が属している組織の方向性があいまいなことがあります。上司や上の人間に対してはっきりしてほしい、方向性を示して欲しいと感じますが、その中でも成果を出していかなければなりません。
そのような場合でも、不確定な状況を受け入れ、自分で考え行動していく必要があります。
組織と向き合うシーンでは、誰かに対して何かを求めるのではなく、不確定な状況の中で自分に何ができるのかを考えることが大切です。
理屈にとらわれない
二つ目が理屈にとらわれないことです。仕事では論理的思考力やデータに基づいた判断が必要とされがちです。しかし、すべてが理屈通りに動くわけではない時には、根拠のない直感のようなものも重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「ネガティブケイパビリティ」についてご紹介しました!ネガティブケイパビリティは、先の見通しが立たない現在において重要な能力の一つとして注目されています。
自身のキャリアだけでなく、組織の中で成果を上げていくためにもネガティブケイパビリティを意識すると、これまでは見えなかったことが見えてくるかもしれません。答えを急ぐのではなく、不確定や曖昧を受け入れることも意識してみてください!
最後に。。。
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