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マンガワールド⑨マンガのジャンル

はじめまして。こんにちは。
木枯らしが吹き始め、季節は秋へと突入してきましたが、たいへん厳しい世界・社会状況であるという認識はまるで変わらず、どうなっちゃうんだろう?と震えながらも、相変わらずコーヒーやマンガやミュージックに励まされながら、どうにか美しい夕焼けのような心のサバイバルマンガを構想中のGプレッソです。

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ラクダパーティーのマケット人形たち。

 さて、今回のマンガワールド⑨では、『マンガのジャンル』に関してライトに綴っていこうと思います。
絶え間なく続いている『マンガ』の歴史の中で、いろいろな特性を持つマンガが生まれてきました。世の中にはどのような「マンガ」があるのでしょうか?

※ジャンル:同系統・同種類・同要素によって区別でき得るもの

一口に『ジャンル』と申しましても、
たとえば「SF」「ホラー」「コメディ」「バトルもの」「料理もの」「学園もの」「恋愛もの」・・・etcという、それぞれの
・マンガの扱っている内容/テーマの区分けだけではなく、
・表現形式
・物語形式
・作品用途
・画風
・リアリティの度合い
・想定読者層
・メッセージなどの区分(≒ジャンル)
に関して整理しながら綴っていこうと思います。
 
※その際、ジャンル、タイプ、フォーマット、グループ、スタイル、etcさまざまな言葉が出てきますが、本記事での言葉の使い分けは、差し当たりGプレッソのフィーリング・イメージによりアバウトに使い分けているので、そこのところは読者様それぞれに柔軟に解釈頂ければと思います。
 今後、知見が進み、より分かりやすい当てはまる言葉が見つかれば、随時更新してみたいと思います。また、同じ言葉が幾度か別の分け方の領域に登場してもおります。

記事⑨ 一番目 掲載版2 (2)
「マンガ」にはどんな分け方があるか?


目次

Ⅰ それはどのようなマンガなのか?
Ⅱ『マンガ』の特性 
 8つのアスペクトからの試論
私的マンガ体験 G社会派マンガ
次回予告

イラスト:自由を求めて。



Ⅰそれはどのようなマンガなのか?


それはどんなチーズケーキなのか?

ある作品を読み、向かい合う時、「これはどのようなマンガなのだろうか?」と、ふと考えこんでしまうことがあります。

それは読んだ時の身体的コンディション・心のコンディションなどによって変わり得ることは当為としまして、作者の作品意図、読み手の解釈、他者への説明、自分だけの読み取り方、など、『作品』への向き合い方のアスペクトが幾つも考えられることは、マンガを読む(読み込む・読み取る)際の醍醐味だと思えます。

一例ですが、例えば、ある作品を読み終えた時に、
「とにかく、震える程、感動した!!!!」という感情・快感に浸ることで十分満足で、それ以上の解釈は野暮なことなのかもしれませんが、
プラスアルファとして、
このマンガはー
「主に○○層向けにリアルタッチで描かれた、愛と勇気と冒険をテーマにした、ギャグテイストを含んだ日常系エッセイ風SFホラーバトル文学ストーリーマンガ」に違いない。少なくともワタシはそう受け取り解釈した!-というマンガソムリエ・コンシェルジュ・コンサルタント的な作品解釈・感受方法もまた一興で楽しい試みです。
 
 今回の記事では、そんな解釈の仕方の一つの試みを、すっきりとでき得るような自身なりの指標を整理しておきたい、という動機からまとめてみました。

記事⑨ 2番目 ビーヒアナウ (2)
解釈は不要?「ただ感じること」も大事で・・。 




Ⅱ『マンガ』の特性 
8つのアスペクトからの試論

絶賛21世紀前半の現在、近代漫画誕生より120年程(或いは240年程)が過ぎ、さまざまな物語、さまざまなキャラクターたちが『マンガワールド』を駆け巡っていきました。
 時代時代を彩る流行りの「ジャンル」というものも存在するようですが、一体、これまでの期間、どのようなお話が生まれ、語り継がれ、読み継がれてきたのでしょうか?また、それは、どのような形式で、誰に向けて、何を目的として、何をメッセージ(あるいはノンメッセージも含め)として、描かれて来たのでしょうか?
その傾向に関しまして、以下、ゆるくライトに綴っていこうと思います。

最初に見通しを羅列してみれば、
A『タイプ』
Expression format -表現形式としてのジャンル-
○B『物語フォーマット』
Story format-作品の大枠のジャンル-
○C『ジャンル』
Genre-内容そのものとしてのジャンル- 
○D『グループ』
group-マンガ作品の用途(使用目的)としてジャンル‐
○E 『スタイル』
Painting Style-画風別としてのジャンル-
○F『リアリティ』
reality-現実・真実・本当のこと‐の度合い-
○G『メインターゲット』
Assumed reader-想定読者層のジャンル                                                    age bracket(年齢層)reader ship(読者層)
supporting layer(支持層)
○H『メッセージ』
message-伝えようとするメッセージとしてのジャンル
の順の綴っていきたいと思います。

その他
分け方を表せるワードも備忘録として掲載しておこうと思います。

『テイスト・ティック・テンデンシー』
taste - tic ‐tendency ~風(風味)/~的/傾向
スパイス(或いは隠れスパイス)としてのジャンル

『カテゴリー』
Category-部類・分類・部門・ジャンル・種類・領域

それでは、以下メインの考察となります。


A 表現形式

それはどのような形式で表現・発表されているマンガなのか?

記事⑨  英語説明版 フリースタイル
マンガの様々な表現形式。


古今、人類史の文化・技術進展に寄り添いながら、「絵・画ーマンガ」の二次元表現物(アートやコンテンツや無作為グラフィティ)の表現形式は、様々に変遷もしてきましたが、今日のマンガ表現においては、どのような形式が取り得るでしょうか?

巻き物マンガ(くるくるくると収納でき得る)

○パノラママンガ(見開き立体的画面絵)
   
パネルマンガ(何らかの枠が設定・想定されている的イメージ)
イラストチックな戯画 
ポンチ絵 カリカチュア カット 
イラストレーション デコレーション
1コマ漫画ー4コマ漫画ー任意のコマ数
カートゥーン(1コマ諷刺マンガなど)

ページマンガ(マンガの構成単位の面的一様態)         
ショートページ 短編漫画 1Pや6Pや8Pなど
読み切り漫画 16P・32Pなど   
ミドルレンジ(中編)~大長編一大大河ドラマまで
1話完結型の連続マンガ
コミックス100巻~200巻越えもあり
※ページ数は任意   
フリースタイルマンガ   
コマやページ概念に捉われず、選択した様々なキャンバスに描かれる
岩壁~波打ち際の砂浜~街角のグラフィティ(落書き)など含め

縦スクロールマンガ
WEB上マンガ表現では、新時代のスタンダードになってゆくのでしょうか?

※パネル(panel)-もとの意味は「一片の布」
by石森章太郎先生「マンガ家入門」より
ここでは、イメージ的に「窓枠」という意味で使用しています。

※『人類の絵の歴史』に関しましては、マンガワールド②、③の記事にて
ライト(まあまあのボリュームはありますが)にまとめておりますので、ご興味ございましたら、ぜひそちらの記事も訪れていただければと思います。

ワールド 総合A wao版 枠付き



B 物語形式
         
それはどのような語られ方で展開しているマンガなのか?

記事⑨ テイルオブストーリー ギャグ 日常 ナンセンス オルタナティブ 掲載版2 (2)
マンガの性格。

○ストーリーマンガ形式-ドラマ要素
時間軸が流れる(様々なタイムガジェットの可能性も含め)中で、継続性・ドラマ性のある物語展開のマンガ

ギャグマンガ形式-コメディ要素
・時間軸のあるなしは別として、 お笑い要素・コメディ要素・ユーモア要素などを主軸とした物語展開。
・一話・一話完結型的イメージもあり。
・主人公含めキャラクターたちは必ずしも永遠に年を取らなくても              よいことが許容され得る語り口方法。

○日常マンガ形式-エッセイ要素
現実に即した系統のマンガ
・どんな物語も、最終的に夢落ち的ラストに着地させれば、日常マンガに落とし込め得る可能性を秘め得る物語のリーサルウェポン的形式

ナンセンス形式-シュール要素
・作者の裁量によって、どこまでも自由な物語形式を採用できるマンガ
意味が通じなくとも問題なしな語り口

オルタナティブ・アンダーグラウンド・アバンギャルド・アート形式
なんでもありの物語形式(実験的マンガ表現など含め)
・まだ発見されていない新たな物語形式が今後誕生する可能性も含め


C 内容・題材・テーマ
  
それはどんな内容を扱っているマンガなのか?

マンガのいろいろな題材・テーマ・内容。

『マンガ』の歴史が始まって以降、時代と共に、数多の「テーマ」があつかわれてきましたが、どのような内容のマンガが生まれてきたのかについて、以下、箇条書きでメモしておきたいと思います。
※必ずしも時系列的記述ではなく順番は任意で、大まかな分け方に留めて        います。抜けに気づきましたらまた随時追加していこうと思います。

マンガのジャンル

時局風刺もの 生活マンガもの 歴史もの 
名作小説漫画化もの 異国風マンガもの
時代劇もの 幕末もの 西部劇もの
武道もの 格闘もの  
スポーツもの   スポ根もの
冒険もの 探険もの   密林もの 旅行記もの 
ミリタリーもの 戦争もの 戦場もの 戦記もの スパイもの
バイオレンスもの ヤンキーもの 任侠もの 
ヒューマンドラマもの サラリーマンもの 
ファミリーコメディもの パロディもの 二次創作もの
キャラクターもの スーパーヒーローもの 戦隊もの
バトルもの アクションもの 怪獣もの
動物・アニマルもの 動物擬人化もの
学園もの 恋愛もの 青春グラフィティもの 群像劇もの 
ラブ・コメディもの ロマンティック・コメディもの
少年愛もの 美少女もの 
昔話もの 伝説もの 妖怪もの 怪物もの 幽霊もの
怪奇もの 恐怖もの ホラー・テラー・スリラーもの 
スプラッターもの
探偵もの 怪盗もの ミステリーもの
刑事もの
ナンセンスもの 夢日記もの
ギャグ・コメディ・スラップスティックもの
ブラックコメディ・ブラックユーモアもの 
ハレンチ・エロティックもの エロ劇画もの
忍者もの ロボットもの 
姫様もの 魔女っ子もの 乙女もの
レディスコミックもの ロマンスコミックもの
SFもの ファンタジーもの 漂流もの 
科学もの オカルトもの 超能力もの
ホビーもの ゲームもの ギャンブルもの
芸術もの アートマンガもの バレエもの
車・バイク・乗り物もの 
私小説もの 文学チックもの 詩情マンガもの
セクシュアリティもの BLもの 百合もの
職業もの全般 漫画家マンガもの
グルメもの 料理もの
エッセイもの 働く女性もの シングルマザーもの 育児もの
インクルージョンもの
ダークファンタジーもの
タイムガジェットもの ループ リープ ワープ トラベル リワインド(巻き戻し)etc
異世界転生もの  アイドルもの
 
etc,etc,・・・

ーとにかくも、『マンガ』はどのようなテーマ・ジャンルにも対応し得るオールマイティーなメディアであることを改めて確認する次第です。



D マンガ作品の用途
   
それは何に使用されているマンガなのか?

マンガのいろいろな用途。使われ方。使い道。

 
 マンガ文化が成長してきた過程で、今日、娯楽以外にも、実用的に使用されることがすっかり至極当然の世の中になっています。マンガの多用途性は、限りなく可能性を秘めているので、これまで開拓されてきた分野を含めどのような使用・活用法があるのか、さらっと挙げてみたいと思います。

・学習マンガ 
・教材マンガ
・広告・宣伝・PRマンガ
・諷刺マンガ 
・プロパガンダマンガ
・エンタテインメントマンガ-娯楽・レクリエーション-
・レターマンガ(手紙的な贈り物としての用途)
・アートマンガ

 

たとえば、難しい物理学の法則も、学習マンガになることで取り組むハードルが下がったり、英単語帳にファニーなイラストマンガが掲載されることで覚えやすくなるような気もするし、ワタシ自身の懐かしい体験でいえば、思春期の頃、故事成語のマンガ事典を読んで、楽しかった記憶があります。
これからも、ぜひ『百科全書のマンガ化』的風潮がどんどん進んでいけば楽しいと思います。

記事⑨ マンガ化グレー 掲載版
イラスト:「世界」が全部マンガ化すれば?



E 画風
  
それはどんな絵・画のスタイルで描かれているマンガなのか?

 それぞれの作品の描画には、リアル(実写・実物)からデフォルメ(抽象)の間における、描き手・表現者それぞれの個性が顕著に表れていると思えますが、大まかに『画風』のバリエーションにはどのようなタッチが考えられるでしょうか。

記事⑨ リアリティ 掲載版
マンガに使用され得る様々なペンタッチ。

・デフォルメタッチ(それぞれの抽象化)個々性の追求のイメージ 
・ソフトタッチ  
柔らかイメージ
・劇画タッチ   シリアス対応イメージ
・ヘタウマタッチ リラックスイメージ
・細密画タッチ  求道者イメージ
・リアルタッチ  ドラマチックイメージ
・リアルフォトタッチ-ハイパーリアル- すごすぎイメージ

ハイパーリアル作品や細密画作品にも憧れもありリスペクト100%でありますが、よほど大きな動機がない限り、やがてハーフセンチュリーマンになるワタシ自身は、ライフタイムの都合上これからリアルフォトタッチ的な作品作りをする時間は無いと思えますので、なんか『いいさじ加減のタッチ』を探りながら画風を見つけていきたいなと思います。

記事⑨ ア―ユーリアル 3 (2)
現実とは何か?



F リアリティ-現実・真実・本当のこと-
  
それはどれほどのリアリティ度を持っている マンガなのか?

フィクションとは何か?


 よく映画で、『based on the true story』(事実に基づく物語)という表記を見かけます。
 その『事実の含まれる度合い・量』に関して、マンガにも同様に適用されると思えますが、それぞれの作品にはどれほどの「本当」「真実」「現実」が描かれているのでしょうか。
 全てはグラデーション・インテンシティなパラメーターとして、そのマンガが、どれほどのリアリティをもって描かれたマンガであるのかは、読み手にとって結構重要なことかもしれません。

・フィクション  
完全フィクションを筆頭にグラデーション的
 
・半フィクション 
フィクションとリアルとのスパイスの匙加減
 
・ノンフィクション 
基本事実をベースにしている実録・リアル
 
・メタフィクション 
マンガを俯瞰するような技法を使用したり、マンガ作品の外枠へと脱出する次元破り的なものも含め現実を描くメタリアル

記事⑨ リアル度 (2)
イラスト:タイムマシンは本当にあるのか???


G 想定読者
  
それは誰に向けて描かれているマンガなのか?

何を思って描くのだろう?


 マンガやイラストを描く時・発表する時には、『メインターゲット』を想定して描かれることも少なからずあると思います。もちろん、何の意図も無くノープランで作られる作品も数多くありますが、その『想定』が予めあるにせよないにせよ、発表-特にオンライン上に-をしてしまえば、『任意の「読み手」X(エックス)』に届く(目に触れる)可能性が自動的に生じることとなります。
今日のインターネットデジタルグローバル世界・社会において、『任意の「読み手」X』は、果たして『誰』になるのでしょうか?

ー以下、思いつくまま箇条書きで掲載してみたいと思います。

 ○年齢層
 幼年 学童 小学生 中学生 高校生 大学生 
 青年層 中年層 壮年層 高年層 

 ※また、心の年齢的な尺度もリスペクトをもって加味しておく

 ○国・地域
 世界200か国超各国および各国全ローカルエリア
 アジア圏 北米圏 中米圏 南米圏 北欧圏 ヨーロッパ圏 中東圏
 オセアニア圏 アフリカ圏 北極・南極圏 

 ※全土地個々性の在り方を冷静にみつめながら   
 

 ○宗教圏 
 キリスト教圏 イスラム教圏 ヒンドゥー教圏 仏教圏
 ユダヤ教圏 各民族宗教圏 全世界各地の各新興宗教圏

 ※複雑に点在していることや個々人の信仰心への尊重も含めて

 ○人種・民族
 コーカソイドな方々  ニグロイドな方々
 モンゴロイドな方々  オーストラロイドな方々
 あらゆるミックスルーツな方々

 ○各国・各地におけるそれぞれの民族集団
 エスニック・グループ(ネイション)


 ※全人類平等的観点から
    
 ○社会的階層
 一般層ー支配層ーアウトサイダー層
 ※それぞれはスペクトラムかつひとまず善悪無記として 

 ○セクシュアリティ圏
 ヘテロセクシュアル バイセクシュアル ホモセクシュアル
 ノンセクシュアル  アセクシュアル  デミセクシュアル
 LGBTQ+(エルジービーティーキュープラス)

※セクシュアリティのカテゴリーはグラデーションかつほぼ無限大であることを当為として解釈しております。
       

○個々人の層-パーソナルレイヤー
身体的レベル
脳幹ー大脳辺縁系ー大脳新皮質
精神的レベル
心の領域ー無意識・夢の領域
魂のレベル(あるならば)
※ダイバーシティ時代の『個』それぞれのソウルを大事にしつつ
     

 ○人外圏(アウトヒューマン)
動植物・昆虫・細菌・ウイルス etc
宇宙人 別次元人
全宇宙現象 自然現象~素粒子~ひもまで
想像し得る全概念すべて

※全存在リスペクトの視点から

ー以上、理想の極限的な付記※も記述してみましたが、コーヒーハイになると、このようなことを考えてしまうこともあります・・。いわゆる、ついつい「風呂敷を広げ過ぎてしまう」状態ですが、
こんな時は、迎え酒ならぬ「むかえコーヒー」でも淹れて、一旦ブレイクしてから、改めて、自身は何のために、誰に向けてマンガを描いてみたいと思っているのかー 落ち着いて考えてみたいと思います。

ワールド  地球 みつめて コーヒーバージョン 掲載版
何処に向けて・誰に向けて描くのか?


H メッセージ

それはどのようなメッセージのあるマンガなのか?

マンガにメッセージ?

 
それぞれのマンガ作品には、少なからず何らかのメッセージが込められていると思えますが(裏メッセージやメタ的メッセージも含め)、以下思いつくワードを箇条書きに掲載してみようと思います。

・ひたすらに娯楽の提供(エンタテインメントに徹する)
・諷刺の提供
・プロパガンダ ミスリード 
過剰な刺激の提供
・ディスクロージャー 
密かな内部告発 モノ申す系
・啓発・啓蒙 
学習まんがや教材まんがなどもここに入るでしょうか
・体験の共有・シェア 
コミックエッセイや体験記など
・エンパワメント
 励まし‐勇気‐愛
・ひたすらアート 
意味は読み手に委ねる

ラクラクカラー 座り版 着彩アドバンス版 一休み 4 (2)
全てにメッセージがある?

  いずれにせよ、どのようなマンガ(マンガに限らないですが)表現にもメッセージは込められており、使用用途によって、それは毒にも薬にもなるということでしょうか。
 このような危機的時代において、『マンガ』を描くとするならば、できればポジティブプラスの気持ちが明るくなれるようなマンガ表現を探りながら見つけて描いていきたいなと思います。

メッセージバージョン 掲載版 (2)
ポジティブなイメージで。



私的マンガ体験G 
社会派マンガ

「何か」を感じる・・。

 
さて、今回の私的マンガ体験Gでは、「社会派マンガ」を整理しておこうと思います。中にはカテゴリー的に「?」を感じられる作品もあると思われますが、Gプレッソ的に『社会派』を感じるマンガということでご理解いただければと思います。※掲載順番は任意です。
 

・『はだしのゲン』中沢啓治先生 

・『沈黙の艦隊』etc かわぐちかいじ先生

・『デビルマン』永井豪先生   

・『サイボーグ009』石森章太郎先生

・『時計仕掛けのりんご』手塚治虫先生     
   etc数多くの作品 
                                                             
・『ゴルゴ13』さいとう・たかを先生  

・『サンクチュアリ』池上遼一先生

・『美味しんぼ』原作雁屋哲先生 
  作画花咲アキラ先生

・『どんぐりの家』etc山本おさむ先生 

・『光とともに』戸部けいこ先生

・『君の手がささやいている』軽部潤子先生     

・『聲の形』大今良時先生

『キーチ!』『キーチVS』etc 新井英樹先生 
 ※全作品

・『ゴーマニズム宣言』『○○論』シリーズetc 
 小林よしのり先生

・『寄生獣』岩明均先生   

・『20世紀少年・21世紀少年』浦沢直樹先生
 『モンスター』『ビリーバット』etc

・『絶望に効くクスリ』山田玲司先生 

・『3月のライオン』羽海野チカ先生

・『日本沈没』-原作小松左京先生-
一色登希彦先生版 

・『王様たちのヴァイキング』
さだやす先生-ストーリー協力深見真先生-

・『チ。』 魚豊先生                 

etc,etc,・・・
 

ーこうして思い出しながら並べてみると、読むと胸が熱くなったり、物事を深く考えるきっかけを与えてくれるような作品が、ワタシにとっての「社会派マンガ」ジャンルなのだな、ということに気がつきました。
 皆様の中で「社会派」を感じるマンガとはどのようなタイトル作品がありますでしょうか?

川を歩く 川を飛ぶ  準備は? (2)
どこへ飛んでゆく?

ー以上で、今回のマンガワールド⑨の記事を終えたいと思います。

百花繚乱、おそらくは宇宙の終わりまで永久にとどまることを知らず拡がり続けると思われます『マンガジャンル』。
本記事を綴ってゆく中で、ワタシ自身もこれから表現を志そうとするにあたって、表現すること(≒動機)ー表現されるもの(=作品)ーに自覚的でありたいなと、 改めて思えました。

本日は訪れていただきありがとうございました。

記事⑨のラスト絵 掲載版2
明日も。


次回予告

次回のマンガワールド⑩の記事におきましては、『コミックコード・著作権・剽窃問題・パブリックドメイン』(仮)と題しまして、
・ワールドワイドな時代に社会的表現はどこまで許され得るのか?
・著作権・剽窃問題について思うこと。
・パブリックドメインとは?
・キャラクターは並存することがスタンダード。
ーなどに関してライトに綴ってみたいと思います。

そもそも「絵・画」の権利ということは何を語っていることになるのか?
キャラクターのオリジナリティとは何なのか?
ーなど個人的に素朴な疑問など含めゆるく綴ってみたいと思います。
広くマンガ作りに興味のある皆様方におかれましては、ぜひ、お時間のある時にでもお立ち寄り頂ければと思います。
よろしくお願いします。



著者自己紹介

Gプレッソ マンガファン 推定88億歳 人類の絵の歴史に興味あり
好きなマンガ 火の鳥 風の谷のナウシカ 進撃の巨人 14歳 風と木の詩  ビリーバット   デデデデ イティ・ハーサ 銀河鉄道999 ハチミツとクローバー その他多数                                                  好きなアニメ ガンダム逆襲のシャア 思い出ぽろぽろ 天気の子 トイストーリー レゴムービー ズートピア  竜とそばかすの姫 ザ・ファースト・スラムダンク その他多数        
好きな映画 トゥルーマン・ショー ダンス・ウィズ・ウルブズグッド・ウィル・ハンティングその他多数 
好きな音楽 佐野元春 スガシカオ ダイミヤモトモメンタム  その他多数                                                            好きなキャラクター チェブラーシカ スヌーピー ムーミン その他多数             好きな画家 パウルクレー ピカソ レンブラント  その他多数   
好きなタッチ メビウス ニコラ・ド・クレシー フアンホ・ガルニド キムジョンギ その他多数                                                                      好きな小説 葉桜の季節に君を想うということ さようなら、ギャングたち ノーライフキング その他多数
好きな展覧会 ルーブルNO.9‐漫画9番目の芸術‐ 北斎‐富士を超えて‐                               オットー・ネーベル展 ボテロ展 アンディ・ウォーホル展 その他多数                         好きなリウム プラネタリウム アクアリウム Gリウム その他多数
好きな季節 秋 春 夏 その他冬
好きな色 紅葉 桜色 アクアブルースカイ 雪景色 その他多数


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キンドルアンリミテッドでも読めますので、もしご興味頂ければぜひ一読していただければと思います。

『マンガの作り方』の1ケーススタディです。
クロゴキブリ苦手でなければ覗いて頂ければと思います。



note記事のおしらせ

先達たちの研鑽の上に。

2023年6月時点でnote記事に以下のラインナップをアップしております。何か引っかかるタイトルがございましたら、ぜひ訪れて頂ければと思います。


マンガとは一体何なのか?
『マンガ』の謎や歴史に関するエトセトラ①~⑫の記事。
32ページ読み切りマンガ『デイドリームビリーバー』2020年作
&電子書籍「新しい時代のマンガの作り方」紹介・宣伝記事。
「絵」とは果たして何なのか?
絵画表現の謎へのチャレンジ。エクストラ3部作。
ワンダフルワールドへの思考001~012の記事。
ゴキブリの魅力・秘密について。
クロゴキブリ飼育体験 全12記事。&⓪
               ごきぶりマンガエピソード0               
     エッセイトゥーン『ボクとディオゲネス』
 


ゴキブリマンガ
『ボクはディオゲネス』の紹介

マンガ構想の一つとして、いろいろな角度から『ゴキブリマンガ』を構想していくにあたり、その中の一つ『ボクはディオゲネス』はコツコツと話数を重ねていこうと思っています。
1話2ページの省エネマンガ『ボクはディオゲネス』は、全555話構想ですが、これまでそれぞれのnote記事におきまして掲載してきたものは25話ほどになりました。
今回は、その中から幾つか紹介させてください。

通称『ぼくディオ』

第75話 アンチ

第128話 深呼吸。

to be continued  ⇨

ご覧いただきましてありがとうございました。


記事を綴る目的は、描こう描こうと思いつつなかなか描ききれないでいる『マンガ』作品を完成させたい-完成してみたい-という思いで、自身に対しての鼓舞・叱咤の意味で綴っています。 『究極のマンガとは何なのか?』追求(追究/追及)していきたいです。
登場アバター カラフル 紹介版
『デイドリームビリーバー』登場キャラクター。
初期コンセプトイラスト。

またの機会にお待ちしております!

最新更新日 2023年6月






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