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若い人や女性のマネジメント登用が進まないたった1つの理由

まず、この話は管理職なんてまだ先!と思ってる若い人にこそ読んで欲しいと思っています。理由は最後に話します。

多くの企業で若い人、女性など多様な人財の経営層やマネジメント層の登用が進んでいる一方、新聞やニュースでは、まだまだ登用が進んでいない官公庁や企業の話を聞きます。実際昨日も会社の経営層が9名揃って打ち合わせを行いましたが、私より若いメンバーはいなかったですし、全員男性でした。

これは、私の会社も含めてですが、いくつかの業界の歴史としてそもそも男性従業員が特に多いという理由もあります。今でこそ女性の採用比率も50%近くになりましたが、会社として長い間、女性が長く働ける環境を作って来れなかったこと、そして本気で育てようと思ってこなかったことが原因です。

そんな私の会社でもここ数年で若い人と女性の管理職登用がより見えるようになり、結果として若い女性から「そんな役割を自分も目指せるんだと!」と言う声も増えてきました。

そんな中ではありますが、会社や業界の歴史として女性をある意味育ててこなかった会社においても、できることがあります。それは、若い人の登用。

では、それも進んでいない会社は何ができていないのか、いや、できないのか?というと、

「はじめるとやめるを一緒にできないから」だと思うんです。

この場合の「はじめる」は若い人の登用です。では「やめる」はなにか。それば若い人のためにベテランに降りてもらうということ。

私の会社にもベテランの管理者はたくさんいます。ただこの人に管理職の役割を降りてもらうことができない、決めれない会社が多いのです。それを決めるのが経営の責任なのだからすぐにできる!と思われがちですが残念ながらそうは行きません。

会社に多大なる貢献があり、変化にも対応できるし、人の面倒見もいい。まさに、これからも今の役割をお願いしたい管理職も多いです。一方で、その人を外すと周りへの悪影響を及ぼしそうとか、雰囲気を悪くしそうなベテラン管理職もいます。場合によってはその人が昔お世話になった上司ということも。

そして、こういうベテランのためには、周囲からそのベテランが外れたストーリーを持ってもらう準備と段取り必要であり、それは何かしらの人事制度だったりします。さらに踏み込むと経営者の仕事はこのストーリーを作ってベテランに外れてもらうことこそが仕事なんだと思います。

ということで、私の会社でも本人が周囲に説明しやすいスターリー作りが概ねできあがったの、若手と女性の推進を進めています。

最初の話にもどりますが、女性登用にはどうしても育ててこなかった歴史が伴いすぐにとは行きませんが、今、若い管理職が登用されない会社、そしてその見込みがない会社は確実に世の中についていけないと思った方がいいです。

なぜなら新しいことをはじめると同時にやめることができない、経営層、会社には変化への対応力と成長がないからです。

といいつつ、私自身がそうならないよう、気を引き締めていきたいと思います。大丈夫かな。。。???

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