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【LINE×GAS】 シェアハウスのご飯会のポイント集計をライフハック

以前の記事でも紹介しましたが、僕の住むシェアハウスでは不定期にご飯会が開催されます。

ご飯会は豪華な食事をコスパよく食べられるだけじゃなく、普段絡む人も、あまり絡まない人も一同に集結し、そこでの交流でハウス内の人たちとの親睦をより深める企画としてとても魅力的なものです。

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そのご飯会に関する元々あった課題を、エンジニアの力で解決できないかということを考え、実際に形にしてみた結果をまとめた記事となります。

ご飯会ポイントの存在

ご飯会は企画だけで盛り上がりますが、それをさらに支援してくれるのが、ハウスの運営陣が用意したご飯会ポイント制度です。

ご飯会ポイントは、ハウス住人の一定数以上が集まってご飯会開催された時(厳密にはもっと条件がありますが省略)に付与されるポイントで、このポイントが貯まるとご飯会で使える新たな調理器具等がもらえます

条件を満たしたご飯会を開催すると1回につき300pt付与されます。
1pt = 1円換算として使えるので仮に10回ご飯会を行えば3000ptになり、それだけで3000円分の何かをもらえるというわけです。
例えばたこ焼き機やBBQの炭、調味料とかに交換できます。

僕らは過去に約4000ptを使ってミキサーをプレゼントしてもらいました。
それを使ってバナナジュース会🍌をやったりしました。

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全員もれなく絶妙な顔していたのでスタンプw 

女性陣はちょくちょくスムージー的なものを飲んでいるようなので、そういう意味でももらってよかったんじゃないかなぁって感じです😄

ポイントの集計方法

300ptが付与されるというものの、その方法は割と自己申告だったりします。
どのくらいポイントが貯まったかを把握するためのボードがハウス内にあり、ここに手書きで開催分のポイントを記入していきます。

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ご飯会ポイントの集計表

流れとしては、以下のようなイメージです。
1. ご飯会を開催する
2. ご飯会ポイントをボードに記入する
~~~~~ ある程度ポイントが貯まる ~~~~~
3. ご飯会ポイントのボードの写真を証憑として添付し、運営陣に交換したいものをリクエストする
4. リクエストしたものがハウスに届く
5. 1に戻る

ご飯会ポイント集計の課題

それは上の手順2の記入をし忘れてポイントを取りこぼすという点です。

ご飯会後は後片付け/食器洗い組みと、片付け組からはみ出たリビングでくつろいでいる組の大きく2組に別れます。
特に後者は台拭きやテーブルを元に戻し終わったら、基本スマホを眺めてくつろいでいることが多いです。
中にはそのタイミングでご飯会ポイントを記入している人もいますが、記入しない人もいるので、記入が漏れることがあります。

これが重なると、ごはん会を開催しているのにポイントが加算されずに放置され、貯まるはずのポイントが貯まらないので損をしてしまいます😥

運営と住人の双方がポイントを把握できる状態であれば良いわけなので、
「普段使っているLINEにbotを仕込んでそのbotにポイント管理させればスマホで簡単に管理できるんじゃね?」
とある日暇を持て余した僕は思いました。

片付け組からはみ出たリビングでくつろいでいる組

基本スマホを眺めてくつろいでいることが多いです。

僕の案が実現できたら、↑の人たちに声かけて記録するようにしてもらえれば、役割も分担できて良さそうだなとも思いました笑

ちなみに運営陣の人たちもLINEグループにいるので、なおさら管理しやすくて良くね?とも思っていました。

完成したBot

我がシェアハウスのLINEグループに勝手に潜入させてみた。
住人に並んでいらすとやのマネージャーがおるw

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使い方はとても簡単。
ある特定の文字列にのみ反応するようにしているので、その言葉をLINEグループ内でつぶやくだけです。

ご飯会したよ」でポイントを300pt加算してくれます。

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連投しまくったら300ptどころか無限に稼げるやん😈、というそこの悪知恵が働くあなたのために不正防止策を施しました。
同日に呟いたらマネージャーがすっとぼけます。

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ポイント教えて」で現在のポイントを教えてくれます。
これ地味に良くて、LINEで確認できるようになったことで住人たちと外出中に「ごはん会ポイントで何を交換しようね〜」って話になった時にいつでもLINEで見れるようになったのです。
帰った頃に忘れてら、、みたいなことも無くなったのでCool😎

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あと万が一のために「ポイント編集 [変更後の数値]」でポイントの編集もできるようにしています。
これも、不正防止でグループ内で現状僕だけが編集権限を持っているようにしています。そのうち運営陣にも編集権限持たせるかも。。

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使い方がわからなかったら「ヘルプ」を使ってどう呟けばいいのかが把握できます。
流石に「ヘルプ」は色んな場面で使いそうなので今じゃないってときにこいつが出そうw
鬱陶しかったら文言変更しよう🤔

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以上で使い方は終わり。
呟くだけでご飯会のポイントは簡単に管理できてしまう。

そう、ご飯会ポイントマネージャーならね。

技術的なお話

使用したものは
・LINE Messaging API
・Google Apps Script(通称:GAS)
・スプレッドシート

の3つだけです。

LINEが提供するMessaging APIでBot用のアカウントを用意し、GASの方でユーザから受け取ったメッセージから返答すべきコメントを作成します。
スプレッドシートにはご飯会ポイントと更新日時を保存しておいて、その情報を用いてGASで処理させています。

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ここに全てを記すと長くなるのでこちらの記事でまとめました。
記事の序盤はこれまでの内容とほぼ同じなので、上のシステム図が出てくるまで飛ばしていただいて構いません。

実際に作ってみたいとか似たようなのを導入したいときの参考にしていただければと思います。

導入後のこれから

せっかく導入したので、これからいっぱいご飯会を開催して、いっぱい使ってもらいたい。

でも、実は最近退去ラッシュの時期で、ハウスに半数くらい人がいない状態なのです😢
寂しいです😢😢😢

だからこそ、新しい入居者を迎え入れるウェルカムご飯会をトリガーとしてご飯会を盛り上げていきたい。

そしてBotを使ってもらって、もっとこうだったらなぁとかこうしてほしいなぁみたいな声があったら拾って行って、機能拡張する機会があればやっていきたい✨

シェアハウスに住んでいるエンジニアだからこそ、色々アウトプットしてハウスに何か還元していきたい。

今、10000ポイントあるから燻製機とかBBQグッズほしいかも...笑

余談

作ってる時のBotの過程を見ると知能を持ち始めている感あっておもろい

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