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広告代理店からの脱却作戦No.1 夢を広げ、現実に落とし込む

広告代理店の生き残り競争は既に10年以上前から始まっていたと以前の記事で書きました。

私が勤めているPR ENGINEも例外ではありません。
そして、その記事を私は「これから新たに生まれ変わるPR ENGINEについても今後noteで発信していけたらと考えています。」と締めくくりました。

少しずつではありますが、その内容をシリーズとして発信していけたらと考えています。
お伝えできる範囲でのお話にはなりますが、業態転換や新部署の設立を考えている方の参考になれば幸いです。

広告代理店脱却へ向けての取り組み:夢を広げる

生き残り戦争は既に始まっています。地方であろうと例外ではありません。
そこで、まず以下のようなことを話し合いました。

①     現状は?
②     今、企業として何ができるのか?
③     今、誰が何をできるのか?
④     どんな企業になりたいのか・ありたいのか?
⑤     これから何がしたいのか?
⑥     何ができるのか?
⑦     何からすべきか?
などなど…

まずはとにかく現状の確認をしつつ、夢を広げていきました。
この夢を広げる際に役に立つのが「マインドマップ」です。

マインドマップとは

マインドマップは、自由な思考・アイデア・情報などを一つの主題を中心に関連する言葉を分岐させる形で書いた図になります。
主にアイデア出しや思考整理の際に使われることが多いです。
紙とペンがあれば誰でも簡単に行うことができます。また、今はマインドマップを作るアプリもあってとても便利です。

マインドマップの良いところは思考を「見える化」することにあります。
「見える化」することでアイデアのブレスト(ブレインストーミング)が捗る、思考が深くなり多角的に物事を捉えられる、思考の精度が上がる、記憶力の向上につながる、複数人でアイデア出しができる、いつでも見返すことができる…など様々な利点があります。

マインドマップを書く際のポイントは、出てきたアイデアから新たに連想することです。
「主題」から枝を広げていき、思考を深堀りします。
深掘りのコツは「だから何?(So What)」、「それはなぜ?(Why So)」です。
自分に、意見を出した人に問いかけ思考を深めます。

そして大切なことはアイデアを否定しないこと。
現状使えないアイデアでも派生して新しいものが生まれる可能性があるからです。可能性の芽はどこにあるか分かりません。芽吹くまでそこに留めておきます。

視覚的に重要なポイントは色を使うことです。
関連ワードを同じ色で括るとグループ分けされ視覚的に理解しやすくなります。

良いところで上げた「いつでも見返すことができる」は、次に取り組むべきことが分かりやすく、新しいアイデアを追記することでどんどん思考や夢を広げることにつながります。

マインドマップイメージ

夢を広げる時間。社内でマインドマップを使ったブレスト

社内ではMiroというアプリのマインドマップを使いブレストを行いました。
Miroは複数人で閲覧・編集ができるオンラインホワイトボードツールです。
全員が同じ画面を共有し、リアルタイムに話した内容を追加しながら話を進めることができるため非常に便利です。
ブレストの際は私がファシリテーターをしつつ、内容を追加しながらみんなで意見を出し合いました。
思考し、想像し、夢を広げていく…ブレストを重ねたことで気が付くととても大きなマインドマップが出来上がっていました。
どんな企業になりたいのか・ありたいのか?これから何がしたいのか?を自由な発想で話し合い、大きな夢を描くのはとても楽しかったです。

こうした物事を考える際に個人的に思考力や想像力に加え、妄想力も大切だと考えています。
この考えについてはまた別途記事にしたいと思います。

アイデアが出尽くしたところで楽しく夢を広げる時間は終わりです。
ここからは夢を現実に落とし込んでいきます。

広告代理店脱却へ向けての取り組み:現実への落とし込み

夢をワイワイと楽しむ時間は終わり、現実と向き合います。

まず大前提として現状の把握は必須です。
マインドマップで見える化したやりたいことを実現するために何をしなければならないのか、「やるべきことの見える化」を行います。
新たな在り方の方向性を定め、現状とのギャップを整理し優先順位をつけ、詳細を整理します。

企業方針・事業方針・社内施策として目指す大きなゴールは設定されました。
そして広告代理店からの脱却のための第一歩として踏み出すための方向性も固まりました。

目指す未来のためのストーリーを作り何をすべきか順番と内容を整理し、現実的な計画に落とし込みます。

最終的なゴールに到達するための下準備は面倒でも怠ってはなりません。中間目標地点をいくつも設置し、そこに向けてどう到達するか計画を立てます。

中間地点を駆け抜けゴールを目指し、更なる成長を!!

「いつまでに・誰が・何をするのか」基本的なことですが、これが定まっていないと誰も動き出すことができません。それどころか的外れな方向に進む人が出てきかねません。

しっかりと自身の知恵として運用できるインプットを行いながらしなければならないことも多いため大変ですが、こんな大変だと思うこともワクワクできる・楽しめているのは前職の情報誌制作の頃の経験が大きいです。
とにかく過酷な職場でしたがその分成長スピードも速く、難題に取り組むことも多かったです。
その際に協働することの楽しさを知ったので周りの人を巻き込んで楽しんで働くことは今でも好きです。
また、当事者意識を持つことがとても重要視されていたので、各々主体的に動いてくれていたことも協働が楽しかった要因の一つだと思います。

しっかり社内の人間を巻き込んでゴールを目指して走りたいと思います。


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