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本。

2015/02/17

最近よく我が家に本が届きます。
(あ、自分で頼んでるだけです。)

禅僧のように最低限の持物で、
最大限に心は豊かっていう
スタイルに憧れているので

あまり荷物は増やしたくないし、
我が人生にはこの一冊!っての一つだけ持って
Amazonさんとは無縁の生活
なんてのに憧れるのですが、
気がつけば増えているのが本…
まぁそれはなかなか素敵なことだなと
思うんだけどね。

私は多分、なくてはならない物の中に
本は入らなくて
(それよりもきっと手放せないのはノートの方。)
でも結局のところ、
本をめくったあの中に
詰められている世界というものが
たまらなく好きだったりします。

何ていうか、
あの活字の並びとか、紙の匂いとか、
その向こうに無限大に広がる世界とか、、、
そしてあの、
四角い紙の束を手に持って、
黙々とページをめくっていって、
そうすると頭の中に
ぶわっと世界が広がって、

気付いたら何か違うところにワープしている。
そういう感じとか、
そうなっている(と思える)人の姿とか、笑
(夢中で本を読んでいる人の姿っていいよね)

本を読むという行為自体が、
もう、すごく完成された出来事な気がして
やっぱり気付いたら本が日々にあります。
さらに気付いたらポチってしてます。。。

あとは図書館で、
何も主張して来ず無造作に棚に収まっていて、
でも手にとってみたら
そこにはすっごい世界が広がっていて、

なのにやっぱり次の週も
無愛想に同じとこに居て、
ちょっと勇気を出して手にとった人にしか
触れられなくていいんだもんねみたいな、
そんな感じとかも好き。

それからやっぱり旅と本。
これはもう最高です。

旅をする時は
必ず何か一冊持っていくのだけれど、

準備をする時に、
『色々なシチュエーション×本』という空想をして、
どの一冊にするかを考えるのが、
とてつもなく楽しい。笑

空港での待ち時間、列車の中、
知らない街の景色の中で、
そして宿でほっとしながら、、、
色んなシチュエーションを描きながら

そこで本を開いていることを想像して、
どう感じるだろうか?
なんてことを考えながら一冊を決めます。
(勿論その時は後ろに音楽も流れている。
手持ちの音楽の時もあれば、街の音、
街で流れているであろう音楽の時も。
それがまたよい。)

そしてそれを実際に、
描いてたシチュエーションの中で
体験するのがすごく良いのです。
(実際外国だと、こりゃ危なくて、
呑気に本なんか読んでられないわって時もあるけど)

そしてその旅が終わったら、
その本は旅の記憶映像と
重なるものになっていたり。

だから私は、
本を心底愛している人も好きです。
(人並みに読むとかじゃなくて、
 この人本当に心底好きなんだろうなって感じの人)
そこまでの人って実際はあんまり
出逢ったことがないけれど。

そういう人って絶対に、
頭の中にワンダーランドが
確立されているから笑。
その感じが、ものすごくいい。


というわけで、
3日くらいふらっと逃亡して、
海辺でコーヒー飲みながら
(そして夜は月明かりと星をみる)
一日中波の音を聴きながら
ゆっくり静かにひたすら本を読みたい。

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