見出し画像

練習にやる気がない、サボる件について

今回はClubhouseやSNSでよく見かける悩み

"練習にやる気がない、サボる件について"


やる気をgoo辞書で調べると
「進んで物事をなしとげようとする気持ち」
と書いてあります

進んでやりたい‼︎という気持ちなので

「進んでやりたい‼︎と思え」と言われてもできません

例えば
「哀れだと思え」と言われても
そんな気持ちが湧き上がってくることはないですよね

そして、やる気がない子どもが悪いという視点だと
とてもイライラすると思います

解決していくための一つの視点


私は、コーチングセッションで
やる気がない、サボるなどのご相談があった場合

"やる気がない、サボりたくなる何かがある"という視点で見ていくことを取り入れてみます



ドイツのキッズ年代の練習の記事を読んだことがあってね

子どもたちは普通に
「コーチ、この練習おもしろくなーい!」と言うと書いてありました

(これ、日本だったら…🤭)

そう言われたらコーチは

"じゃあ、どうしたら楽しめるか"と練習を考えるそうです

子どもたちは、練習内容が楽しくないと感じていたから
やる気がなかったということです
だから、どうしたら楽しめるのかを考えるということをして対応したということです

練習に対する日本と海外の違い


やる気が出ない理由として
日本と海外の違いでよくでてくるのが

◎練習量の違いです

◼︎練習時間が長い(延長される)
◼︎一週間のうち、オフが少ない


Clubhouse内ではドイツの例でしたが
息子が実際にスペインのチームに入って練習をしに行ったときもそうだったのですが(個人的に行きました)

練習は2時間でした

クールダウンも含めてです

何があってもそれ以上しません

なぜかというと
◯歳の年代に適した練習の量を科学的根拠の元緻密に計算されて組まれているからでした
(だからオスグッドなどないと、友人は言っていました)

◯歳の子がこの練習を何分したら、どれだけエネルギーを消費して、筋肉への負担は…などと計算されていました

そして
土日のどちらかがリーガの試合で
どちらかは必ずオフでした
(夏休みは長期のバカンスです)

平日練習は2時間×3日でした(中学生年代)

で、息子が初めて口にした言葉が
「すぐ終わった‼︎毎日やりたい‼︎」でした

カンポの観客席に座って練習を見ていた私のところに駆け寄ってきて

もっとやりたい‼︎という気持ちが湧き上がっているのを感じました


でね
Clubhouse を一緒に聞いていて
息子が教えてくれたのが

高校サッカーを終えて海外へ行って
U19で頑張っている子のYouTubeの中での話しです

その国も練習は2時間
もうちょっとやりたいなと思ったところで練習が終わってしまうから、次の練習が早くしたくてたまらない

というものでした


息子の部活もね
平日は1日と休日1日はオフ
平日練習は2時間で休日練習は3時間

集中してるから
すぐ練習が終わると言っていました

心身ともにゆとりがあるのだなぁと
見ていて感じました

身体を休めることもできるし(3年間故障なし)
心を休めることもできる余裕がある

勉強の面でも
時間をやりくりして課題にもちゃんと取り組めるし
テストに向けても逆算してやっていけていました

最後にまとめると


間違っても
練習は2時間が正しいです!と言いたいのではないし
海外のやり方が正しいと言いたいのでもありません
(コーチングは正しい間違いという視点では見ません)
今のままで不具合がないならば、問題はないわけです

やる気になれない
サボりたくなる理由の一つとして

もしかしたら
お腹いっぱいの状態であるかもしれないということ

これまたドイツの指導者の方が
日本のある高校のサッカー部へ指導にやってこられた時の言葉で印象に残っているものがこちらです

「部活がオフだと、何で喜ぶのですか???」

そして
それぞれのチームによって理由は様々であるだろうし
それに対して、じゃあどうしたらよいか?を考えていけるといいだけのことです😌

勉強でも、他の習い事の練習なんかでも同じで

"やりたくなくなる何かがあるという視点"と
"じゃあ、どうしたらいいかな
🤔"

って考えることで
イライラやガミガミから少し離れて対応できるかもしれません

ではでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?