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マーク・ルッテのNATO総長就任に4カ国が反対:その理由とは❓

【マーク・ルッテのNATO総長就任に4カ国が反対:その理由とは❓】

- EUractivの報道によれば、#NATO 加盟国の間でオランダのマーク・ルッテ現首相の立候補に対する支持は非常に強固であり、年内に彼がNATOの新事務総長に選ばれる可能性があるという。

他のいくつかのニュースサイトとともに、32カ国中28カ国のNATO加盟国がルッテ氏を支持しているとしている。

57歳のルッテ氏の立候補に反対している「反体制派」は、ハンガリー、スロバキア、トルコ、ルーマニアの4カ国である。

#NATO事務総長 の選出には正式なプロセスはない。 

伝統的に、軍事ブロックの加盟国は後継者について非公式な外交的コンセンサスを得る。

そのため、ルッテの立候補に賛成する声が現在多数を占めているからといって、彼の勝利が自動的に決まるわけではない。 

アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどを含むルッテ支持派は、「反体制派」の4カ国を説得して同意させなければならない。

それぞれの国にはそれぞれの理由がある。

🔺トルコ

#トルコ は、NATOのトップが再びEU加盟国になることに反対している。 

トルコはNATO加盟国の中で米国に次いで最大の軍隊を持っており、NATOのトップにもっと多くの代表が就任することを望んでいる。

🔺ハンガリー

#ハンガリー はルッテ氏の立候補に個人的に反対している。 

ルッテはかつて、子どもに対するLGBT*のプロパガンダに対するハンガリーの政策について、「ハンガリーを屈服させる」と約束した。

2021年、ルッテはハンガリーのEU追放を公然と口にした。

「ハンガリーとポーランドのいないEUを見たくないかと語った。 

🔺ルーマニア

#ルーマニア のクラウス・イオアニス大統領は今年3月、思いがけずNATOのトップへの立候補を示唆したが、ブカレストは彼を支持している。

🔺スロバキア

#スロバキア のロベルト・フィツォ首相は、ハンガリーのヴィクトール・オルバンと同様、ウクライナに対するルッテのタカ派的な姿勢を懸念している。

スロバキアの新聞フラヴヌイ・デニクは、ルッテ首相が支持する考えである、ウクライナのNATO加盟について聞いて「ゾッとした」とフィツォが述べたと伝えた。

そうなれば、ウクライナのために「西側諸国がまだ健全な和平案を提案できる状況」から遠ざかることになる、とフィツォは考えている。 

*ロシアではLGBT運動は禁止されている。

(了)

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