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日の当たらない寵児たち

インターネットで小説を書くようになって、約1年と半年が経ちました。

ありがたいことに、いくつかのコンテストで賞をいただき、その略歴をやっとプロフィールにまとめて記載しました。



自分の中で、コンテスト用に書いたものと、そうでないものとでは明確な差があります。

しかしそれは断じて、モチベーションの違いではなく、読み手の方(審査員?)に対しての意識や、お題に対しての脱線をどこまで小さくとどめられるかなどの制約的なものだったりします。


サイト内に投稿した作品はどれもお気に入りです。(というより、私は気にいらない物語を結構な頻度で消してしまう癖があります)

ただ読み手の方の目に留まりやすいのは、どうしてもコンテスト応募作で、それが結構さみしかったりします。


ですので、初めて自薦集を作って見ました。

読みやすい短編と、少しボリュームのある中編とで分けております。

お時間のある時に、読んでいただけたら嬉しいです。


短編集

①『マウンティング・デッド』

すごくふざけた気持ちで書きました。

死んでもなお、マウンティングを取ってくるゾンビに奮闘する女の子の物語です。


②『神待ち』

夜眠れない時は、アングラなハッシュタグで埋め尽くされたTLを見ています。

その中で衝撃的だったものをタイトルに置きました。


③『空の落ちる音』

恋愛小説というジャンルが苦手で、私が書くものは大抵失恋の物語になってしまいます。

この作品に帯をつけるとしたら「私のものにならないなら、いっそ死んでしまえばいい」です。

そう聞くと震え上がる男性もいそうですが、女の子の恋愛って甘酸っぱいものだけじゃないと個人的には思います。


中編集

①『悪食YouTuber ヤバみくる』

めっちゃ可愛いのに昆虫を食べるYouTuberがいたら話題になりそうだな〜という妄想がきっかけで書きました。

私自身、高校生の時にSNSで中傷被害に遭った経験から、SNSの匿名性の是非についても踏み込んだストーリーです。


②『未必の恋』

タイトルがめちゃくちゃ気にいっています。

幼馴染が彼氏を刺した。そこから遡るストーリーです。


③『透明な犬』

世界で初めて宇宙に行った犬、ライカの話です。

動物が好きで、可愛い愛おしいと思うのに、自分の生活はその動物の犠牲の上に成り立っている。と考えると、ときどき塞ぎ込んでしまいそうになります。

そんな割り切れない思いを衝動的に書きました。いちばん最近に書いたものなので、ひどい誤字がありそうです。
見つけたら教えて欲しいです。


オマケ

①『滑稽な夢』

歌詞を物語にしてみよう、という思いつきから書きました。

これは完全に古参アピですが、米津玄師さんがボカロP時代に作った「Mrs.Pumpkinと滑稽な夢」という歌が大好きで、ハロウィンが近くなると永遠にリピートしています。

あの歌は実はいろんな解釈があって!

実際に歌を聴きながら読んでいただきたい物語です。(なお、章タイトルにもこだわりアリです)


長くなりましたが以上になります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

杏仁五月

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