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ふがいない僕は空を見た

本日も読書ノートからの吐き出しです。

窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)」。

R18と知らず本棚からチョイスして美容院に持ち込んだのですが、「おいマジか」と思って即読むのをやめて帰宅後ゆっくり読んだ思い出の一冊です。

まずはあらすじから。

不妊の女性とコスプレ不倫にハマる高校生。彼の恋人は夏休み、処女卒業を待っていて、親友はバイト先で小児性愛者の先輩と出会う。助産師の母は主人公のことを守りたいと思いながら、母として苦悩する。バラまかれた写真を中心に、それぞれの思いが描かれている。立場の違う1人ひとりが抱える痛みや喜びが美しく紡がれた物語。

まぁ、アレですね。

安定の駄文ということで。

一応男子高校生が主人公で、その母は助産師で、主人公は同じ高校に彼女がいて、けど付き合う前だか付き合ってる最中だかに人妻とコスプレ不倫していて、という。

小児性愛者の先輩も覚えてはいるけど、なんだっけ。バイトの休憩時間とかに勉強を教えてて~塾をやりたくて~みたいな話だったかな。ヤバい噂があったけどマジで子どもが好きな大人だった、みたいな。

とにかくエロかったり重かったり、でも言葉が美しい、という一冊でした。

続いて心に残ったフレーズ

P263 本当に伝えたいことはいつだってほんの少しで、しかも、大声でなくても、言葉でなくても伝わるのだ。
P296 悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんですそうすれば、「オセロの駒がひっくり返るように反転するときがきますよ」

ここだけ切り取っても何のことだかサッパリな感じですが、続けて読んでいる中では非常に印象的な言葉だったのでしょう。

どちらも教訓になりそうな言葉ではありますよね。伝えたいことはちゃんと伝わるものだよ、とか悪い過去もすべて今のあなたに繋がっているんでるよ的な。違うかもだけど。

最後に感想

心がキュっとするような気持になんどもさせられる、どこか切ない物語だった。それぞれの人物の生い立ちや抱えているものがよくわかった。性と生が描かれる中で、男女の関係や持って生まれた性への歪んだ考えなどだけでなく、命の尊さも感じられ、表現力も美しかったのでなんだか救われた。もっと深く知りたい、と思える作品。

もっと深く知りたい…何をやねん…。お前、そういうとこやぞ…と自分に言いたい。それっぽいこと書いてるけど、もっと深く何を知りたいんや…。

多分この話の続きというか、登場人物のその後というか、そういうところを期待しているという意味なのだろうけど、相変わらずの表現力の乏しさが、誰も読まないであろう殴り書きになるともろに出てしまうの、良くないねぇ~。

まぁなんにせよ、エロくて面白かったです(馬鹿)。


秋?冬?マジか?と思わせるような暖かい日が続いていたのに、昨日今日と一気に冷え込んで、「あ~冬がくるな!」という気持ちです。

暑さが苦手で、日焼けもキライな私は実は寒いのも全く好きではなく、夏には早く冬になれよと思っていたのに、既に夏のふざけてんのかみたいな猛暑が恋しくなっています。

来世は1年中ちょうど良い気候の国に生まれたいです。


余談ですが昨晩の夢にはジャニーズみたいな若くて顔面の良い男性が複数人登場し、皆私のことが好きという設定でした。

イケメンに超モテて、しかも最後はなぜか長瀬智也が私ともう1人知らない女性を大変もてなしてくれたのもよかったです。

しかし一旦目覚めてもう1回寝たら近くを飛んでる飛行機から爆弾がたくさん降ってきて「戦争!?この時代に!?聞いてないよ~」と私の中のダチョウ倶楽部が渾身のツッコミを入れる夢にすり替わっており非常に疲れました。

小説になるような壮絶な経験も発想力もないけど、せめて夢の中では、なんか、こう、面白かったりドラマみたいだったり、そんなことが起こればいいなぁ、なんて。思うのでした。

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