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kintone&業務改善からデジタルコミュニティマネジメントという仕事へ【kintoneではじめた広報業務改善の記録 vol.03 最終回】

こんにちは! デジタルとアナログの間で楽しく仕事をしていたい、加藤葉子です。退職によってkintoneとともに担当していた広報戦略を離れることになったため、kintoneではじめた広報業務改善の記録を残しています。

この最終回では《kintone&業務改善からデジタルコミュニティマネジメントという仕事へ》というお話をしたいと思います。kintoneによる広報業務改善に取り組んだことで、デジタルツール上で関係者が気持ちよく効率的に情報をやり取りするコツがわかってきました。

全4回の記録はマガジンにまとめていますのでぜひご覧ください!


プロジェクトがコミュニティになれば仕事はもっと面白くなる♪

広報業務改善のプロジェクトは、リモートワークにてkintone内ですべて完結できるものでした。kintoneだけでやりとりしていると、スペース内にいることで出社&在席している気分になったのは不思議な感覚でした。また、リアルでよく知っている人なのにkintoneでは別の人格が発言しているような錯覚も覚えました。普段無口な人でもチャットでは活発に発言するなどはよく聞く話ですが、kintoneによってそうした人たちをプロジェクトに巻き込み、積極的な行動へ促せたのはとても良い経験となりました。この実践によって、プロジェクトチームを活気あるコミュニティと捉え、メンバーを柔軟にリードするセンスが養われたような気がします。そしていつの頃からかプロジェクトがコミュニティになれば仕事はもっと面白くなる♪ と考えるようになりました。

プロジェクトマネジメント≒コミュニティマネジメント

以前に新規事業開発を任されたとき、ゼロイチに挑むためには組織のルールや慣例に縛られないプロジェクトチームのあり方が不可欠だと感じていました。やがてそのヒントが地域社会のコミュニティにあるのでは? と思うようになり、20年近くコミュニティマネジメントを研究しているNPO法人CRファクトリーの講座を受講しました。申し込みにあたり代表の呉さんからは、営利企業のプロジェクトでもコミュニティマネジメントが十分適用できることを言われましたが、講座を終えて強くそのことに確信が持てるようになりました。チームのリソースを最大化させて目標達成を目指すプロジェクト。その過程でビジネスライクでは歩み寄ることができないメンバー間の溝を埋めるのに一役買っているのがコミュニティマネジメントです。kintoneで雑談をするように計画を進めていった広報業務改善プロジェクトはkintone自体がコミュニティであり、またその実践はプロマネよりもコミュニティマネジメントに近いものを感じました。

デジタルコミュニティマネジメント

かつてのシステムは、フォントや色を少し変えるだけでも専門家にお願いするしかありませんでしたが、ノーコードとなり一般ユーザーが介入できる範囲が大きく広がりました。また、多種多様なデジタルツールが現れて、業務の補助どころか従業員ひとり分を代行するまでになりました。いまはシステムはみんなで作る時代。デジタルツールを選び、組み合わせ、自分たちのやり方にフィットする形をみんなで模索していく時代です。
デジタルでプロジェクトを動かす・動かされるのではなく、コミュニティを作るようにデジタルツールの上にタスクとメンバーを重ね合わせていく……現在わたしは、デジタル時代の新しいプロジェクトマネジメントのあり方を追求したく、デジタルコミュニティマネジメントを名乗り、以下の2点について実践中です。

①デジタルツール選び、仕組みづくり

プロジェクトに最適なデジタルツールを選び、プロジェクトを遂行する上で必要な仕組みを作る

②オンラインコミュニティの基盤づくり、伴走

デジタルツールでオンラインコミュニティを作り、伴走する


みなさまにまたご報告できるよう、全身全霊でかんばって参ります! 最後までお読みいただきありがとうございました♪