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第59回高校生のための文化講演会開催!

昨日<令和6年(2024年)5月29日>、山陰中央新報社・公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会主催、文部科学省・島根県・集英社後援による、第59回高校生のための文化講演会が本校信光館(体育館)にて開催されました。

青春期は、人間形成のうえで極めて重要であることは、申すまでもありません。その中でも、高校時代は、教科学習による知識の修得ばかりではなく、人生に対する認識を深め、社会での自立を自覚する、最も良い時期といえます。
 今日の高校生は、大学入試や就職試験など、社会に立つ入り口にまで過酷な競争を強いられております。確かな目で自分を見つめ、じっくりと将来を展望するなど、ゆとりある学校生活は求めがたい状況にあろうか、と考えます。「高校生のための文化講演会」は作家、評論家、詩人、マンガ家など、様々な分野で活躍する著名な方々による講演を聴くことにより、人生の岐路にさしかかる高校生にとって、思索を深める契機となり、将来への指針決定の一助になればと願い企画されたものです。
 また、本講義を記念して学校に寄贈する図書は、読書のよろこびを分かち合うために、広く活用を念願するものであります。

「高校生のための文化講演会」企画の意図 
公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会 理事長 廣野 眞一

講演テーマは「『神話』を旅する」。
講師は國學院大学教授平藤喜久子先生でした。

平藤喜久子先生

主催の公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会より集英社文庫100冊セット国語辞典を本校に寄贈していただきました。

講演では「神話学」とはどういったものかを分かりやすくお話しくださいました。日本の神話と似た神話が世界にはたくさんあることを説明されました。

平藤先生著書「神話」の歩き方

死後の世界について研究をしてる時、黄泉の国へつながる黄泉平坂という坂が上り坂なのか下り坂なのか記されておらず頭の中だけではわからなくなったので現地へ行き直接自分の目で見て感じることをキッカケとして先生の「神話の旅」が始まったそうです。

様々な視点を持ちながら物事を見る力を育て、そこに「なぜ」と問いかけ考えながら、分からないことをフィールドワーク(現地へ行って自分の目で見て感じる)をすることで納得する。

平藤先生の講演内容より

生徒を代表して3年生の和田有加さん感謝の気持ちを述べました。

先生のお話しを聞いて様々な視点を持つことの大切さを学び、生活をしている島根県神々との繋がりが深い地だということを知ることができました。今日の学びはこれからの自分たちの人生より豊かにしていくお話しでした。

道を究めていく人たちは、自分の「好き」様々な視点から見ることで興味関心の幅を広げる力があり、そこに「なぜ」と問いかけ探究心を持ちながら考えを深めていける力があるということを、お話を聞いて感じることができました。
平藤先生、集英社の皆さん、山陰中央新報の皆さん、貴重な講演会をありがとうございました!

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