リリース配信だけではない広報のお仕事

広報のお仕事をしている方のなかには
リリース作成と配信が業務のメインの方もいると思います。

リリース配信サービスが国内に普及して約20年を経て、
多くの人が利用した経験があると思います。
もちろん弊社でも利用するケースもあります。

リリース配信サービスのメリットは、
配信したプレスリリースが確実にメディアに掲載されることです。
その他の副次的にＳＥＯ効果や生活者に直接情報を届けられるなどもあります。

いまや広報活動のスタンダードになっていると言えます。

ただし、このようなメリットがある反面、報道する側のメディアの皆さんと
積極的に直接コミュニケーションをとる機会が減っているように感じられます。

広報活動は、その結果としてメディアに報道していただきます。
そのプロセスを因数分解すると、報道する側にメディアの皆さんと
①コミュニケーションをとって、②リレーションができて、③ファンになっていただき、④その結果、報道してもらう。

これが④まで到達しなくても、③まででも意味がある、②まででも意味があります。

広報活動には、企業やブランドのファンや応援団をつくることに本質的な価値があります。
ただの消費者をつくるだけなら、別な方法でもいいと思います。

リリース配信は、そんな大事なチャンスを逃してしまっている可能性を意識して
活用することをおすすめします。

執筆者：M3カンパニー 松本
https://www.m3com.jp/