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治療より予防を掲げて。「健康経営優良法人 ブライト500」に認定されました

こんにちは、愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸です。

約20年以上前からES(従業員満足)の一環として、「健康経営」に注力してきた弊社。それらの取り組みが評価され、3月9日に経済産業省が発表した「健康経営優良法人2022」に認定されました。「健康経営優良法人の中でも優れた企業」かつ「地域において、健康経営の発信を行っている企業」として、上位500法人に入ったことを意味する「ブライト500」にも認定。2017年の健康経営優良法人の認定から数えると、6年連続となります。

今回の記事では、なぜ弊社が健康経営に注力しているのか、具体的に何を取り組んできたのか、そこに込める想いを紹介できればと思っています。

健康経営優良法人認定制度について
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践する大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。大規模の企業等を対象とした「大規模法人部門」は「ホワイト500」、中小規模の企業等を対象とした「中小規模法人部門」を「ブライト500」として上位500法人を認定しています。

(経済産業省より)

「最初は身近なことから」少しずつ取り組みを始める

1990年に免許制から許可制に変わったことで、価格競争が激しくなった運輸業界。運転者の健康状態に起因する事故報告数も年々増加し、業界では「安全から安全衛生」が必要不可欠な時代となってきています。安全衛生を整える中で大切になるのが、いかにドライバーが健康で長く、働けるかということです。そこで、弊社は健康経営に取り組み始めました。

また、日本は少子高齢化が深刻化し、年金受給年齢も引き上げられます。人生100年時代にもなり、「健康に長く働く」ことは、日本社会全体でのキーワードとなってきています。

健康経営は「やるべきだ」と思っているが、コスト面で不安を感じる経営者も多くいると思います。しかし、お金をかけなくても知恵でできることは数多くあります。弊社においても予算は限られていますが、ドライバーの誰かが体調不良となれば影響は全社に及びます。身近なことからできることを、そんな考えで弊社も少しずつ取り組みを始めていきました。

そんな積み重ねが評価され、ありがたいことに健康経営優良法人の認定は6年連続となっています。毎年、自社の取り組みの見直しをする機会になるだけでなく、私たちのような中小企業の運輸業でもできることが多くあることを発信できたらと考えています。

健康意識を高め、早めに生活習慣病を予防する良い習慣を

いわゆる生活習慣病は、食事・運動・休養などの長年の不規則な生活習慣が主な原因となります。病気と診断されても、自覚症状が軽症であるため、何十年続けてきた生活習慣を変えることはなかなか難しいものです。そこで、弊社では「治療より予防」を掲げて、健康経営に関する取り組みを行ってきました。健康意識を高め、早めに生活習慣病を予防する良い生活習慣を身につけ、社員が定年後も健康で生活できることを目標にしているのです。

ここからは、2021年から始めた取り組みを紹介できればと思います。

(1)食育
健康の土台になるのは食事です。食生活を大切にする習慣が根付くよう取り組んでいます。昨年、若い社員が多い部署でアンケートを実施したところ、朝ごはんを毎日食べている割合は5割弱ということが分かりました。理由としては、「朝起きて食欲がない」とのこと。

そこで、弊社ではバナナとゆで卵の支給を始めました(法人部門では、トマトジュースの支給も行っています)。バナナはパフォーマンスアップや夏バテ・熱中症対策に有効、卵は「完全栄養食」と言われるほど栄養バランスが良い食べ物です。また、免疫力を高め、睡眠の質も高める優秀な食材であることも推奨している理由です。朝食を食べることから少しずつ生活リズムを整え、交通事故防止・ケガ防止に繋がるようサポートしています。

(2)運動習慣
筋肉、筋力維持と生活習慣病を予防し、社員の健康寿命を延ばすため、運動機会や運動できる環境づくりに取り組んでいます。バランスボールの設置や健康太極拳、ヨガ講習、社内ウォーキングイベントなどを実施しています。

(3)睡眠
睡眠不足は集中力低下を招き、ドライバーの事故につながるリスクが高くなります。いち早く睡眠障害を把握し、睡眠の質を高める取り組みを実施しています。2021年は、抽選でパジャマや枕が当たる企画も開催しました。

(4)禁煙
喫煙は周囲の健康にも被害を及ぼし、がんや認知症のリスクも高くなります。社員がスムーズに禁煙できる環境づくりに取り組んでいる他、2021年は考える、気づく取り組みとして、喫煙の健康被害に関するアニメの視聴を実施。2025年から、「禁煙者採用」を始めることも宣言しました。

(5)メンタルヘルス
趣味を楽しむ費用を支援し、社員のプライベート充実をサポートする「趣味応援企画」を始めました。心身ともに健康に人生を楽しむことを目指しています。第1弾は3万円、第2弾は5万円、第3弾は10万円、特別編として8万円、計4回実施。11名がサポートを受けました。

(6)情報発信
今の考え方や習慣は、過去の経験や知識からくるものです。健康意識を高めるためには、まず健康知識を高めるのが重要であるという考えから、健康情報の提供に力を入れています。社内管理栄養士のSNSを開設し、毎週月曜日に健康情報を発信しています。また、社員個人の健康課題についてもSNSを通じて相談を受け、アドバイスを行っています。

24時間交代制で勤務しているドライバーさんを含め、多くの社員に時間や場所を気にせずに相談できることが喜ばれています。

(7)地域健康活動へ
大橋運輸の本社がある瀬戸市は、高齢者の割合が3割を占めています。この地域課題に対して、社員の健康サポートで蓄えたノウハウを地域の皆さんに役立てたい思いから、地域向けに「健康寿命を延ばす」活動を始めました。

その一つが「おはなし広場」の開催です。毎週水曜日に弊社が経営する「たいやきわらしべ瀬戸店」の店内で、地域の皆さんに食事や運動、睡眠などに関するお悩みに対して、管理栄養士がアドバイスを行っています。おはなし広場は地域のコミュニティの場としてもご利用いただき、高齢の方や一人暮らしの方が気軽に交流できることを目指しています。

また、社内でも取り入れている「バランスボール・健康太極拳・ヨガ講習」も実施。要介護になる原因の約1割強が筋肉量、筋肉力低下による転倒骨折であることから、地域の皆さんの筋肉量維持・増進にお役立ちできればと、定期的に講習会を開催しています。

「仕事と人生を楽しく」をかなえるために

身近なことから少しずつ取り組んできた弊社の健康経営は、社内外共に広がりつつあると感じています。健康に関心を持つ社員や、メディア・学生からの取材・インタビュー、そして求人応募も増えてきました。特に求人応募では、「健康経営に取り組んでいる企業だから」「パートナーに、健康気遣ってくれる会社として薦められた」などの声が聞かれます。

最近、社内では「仕事と人生を楽しく」という言葉が聞こえてきます。そのためには、「健康であること」が大切です。現役時代に良い健康習慣を身につけ、社員だけでなく、地域の人々も含めて定年後も健康で暮らせることを目指し、これからも取り組んでいきます。

今後も社長や社員へのインタビューを通して、会社の歴史や各取り組みの詳細について紹介していきます。弊社で働くことに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧になってもらえると嬉しいです。

また、ビジョンに共感して下さった方で、公開されている求人にはマッチしないものの「挑戦したいことがある」「自分の経験やスキルを活かせるか確認したい」という方向けに、オープンポジションも用意しました。

オンラインでのカジュアル面談を想定しておりますので、ご関心のある方は下記のページからぜひご応募いただけたらと思います!

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