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ビジネスがわかるデザイナーってどんな人?

こんにちは!プロダクトデザイン部の小川です。

みなさん、夏休みはどう過ごしましたか?
弊社は有給休暇とは別に、5日間の夏季休暇を取ることができます。
今年は台風と重なってしまったこともあって、帰省を中止し、近場で穢れを祓ってきました!

氷川神社(埼玉県)の人型流しに挑戦
頭と手足がもげつつも、無事にしめ縄を通過!やったね!

さて本題。
今日は「ビジネスがわかるデザイナーはどんな人なのか?」を考えてみたいと思います。
というのも、最近の案件相談の際にそういうデザイナーを求められることが増えたな~と感じていて。(その前は「開発がわかるデザイナー」だったけれど、そこから1歩進んだなというイメージ。)

「ビジネスがわかるデザイナー」の特徴は?

まずは「ビジネスがわかるデザイナー」にどんな特徴があるか、書き出してみます。

  • 顧客視点・ユーザー視点を理解し、デザインに組み込める

  • ビジネスゴールを認識し、成果を狙ったデザインができる

  • PdMやエンジニアと対等に会話できる

  • リサーチを計画し、データを基にデザインをする

  • コスト意識をもち、自分も含めたリソース管理ができる

あと、私たちはインハウスのデザイン組織なので、以下も追加。

  • 企業ビジョンに共感し、戦略を理解している

  • ブランドの一貫性を維持する

こうやって見てみると、これらの特徴を1つ2つではなく「総合的」に持っていることが必要そう。

クライアントからの案件相談で、最初は「UIを作って欲しい」「リーフレットを作ってほしい」だったけれど、よく聞くと、まだモノを作れる段階になかった、ということってよくありませんか?

ここで思考が終わらずに、更に「よくよく聞く」ことで道を作って、プロジェクトを一緒に前に進めてくれるデザイナーが今、求められているのかもしれません。

「よくよく聞く力」をつけるには?

ここからは、「よくよく聞く力」に繋がるのでは?と思う、考えとアクションを整理してみます。

1.相手の言語で話せるようになる

プロダクトオーナーやエンジニアの近くに身を置いて、分からない単語はその場で調べたり、実践で学びます。ユーザーを理解する方法に「エスノグラフィー調査」というのがありますが、相手の立場になるのが一番近道。なので、機会があればプロダクト責任者をやってみるのもすごくおすすめです。

2.自分の考えを言語化できるようになる

デザインにはストーリーや根拠があるので、それをきちんと説明します。意識しているのは、相手に合わせて、言語と非言語の両方を使うこと。説明の場ではラフやモックも非言語の1つです。
議論の場で内容を箇条書きにしたり図解しながら参加すると、自分の意見もスムーズに言えたり、結構喜ばれます。

3.なんでも面白がる

難しいことに出くわしたときに、最終的に「面白くなってきた~」と言うと、気分が良くなり前に進めます笑
クライアントから「好奇心の塊だよね」と言われたのは、誉め言葉のはず!

4.相手を好きになる

相手の大事にしている価値観は何だろう?と考えます。デザイナーにはユーザーを理解するという仕事がありますが、それと同じことをしています。以前ほかの会社のデザイナーさんが「一時的に憑依させる感覚に近い」と言っていたのですが、そんな感じ。

5.相手のミッションを達成する

ミーティングでは相手のミッションや中長期戦略を教えてもらうようにしています。それを達成しようと考えると、今話している案件の話はそのごく一部だとわかって、もっと他にもできることがあったり、効率よくできたり、話したいことが次から次へと湧いてきます。

今回「ビジネスがわかるデザイナー」について整理してみて、私自身は事業部長や経営層に「よくよく聞く力」を鍛えたいと思いました!

おまけ

最近チームのスキルマップを新しくしました。キャリアパスも、デザイナーからマネジメントへのポジション変更が現実的になってきたから、noteに整理して書きたいな。
【デザイナーの仕事は広い】うちのチームのスキルマップとキャリアマップ

ペア・チームでアサインし、メンバーは複数プロジェクトを掛け持ちしています
チームが使う、思考と基本スキルをアップデートしました
これは変更なし。行ったり来たりしてキャリアを作ります

みなさんが所属するデザイン組織の、組織運営やデザイナーのキャリアなどざっくばらんに情報交換できたらうれしいです。
また、カジュアル面談なども大歓迎です!

(追記)
記事を読んでくれた方からコメントをもらって、気づいたのですが、文中の「聞く」は「聴く」のほうが適切だなと思いました!

聞く:音や声が自然と耳に入ってくる
聴く:理解しようと自ら進んで耳を傾ける

「よくよく聴く」のほうが断然しっくりくる!


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