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おばけを使って子どもをその気にさせる!(保育園に行かない!編)

前回よりプチシリーズ化した「おばけを使って、怒る以外の方法で子供を動かす」第二弾です。

第一弾はこちら↓

おばけを使って子どもをその気にさせる!(好きなものしか食べない編)

朝ごはんに続くつまづき第二段は保育園!
娘4歳、仮名あーちゃんが朝起きた瞬間に聞くことは、
「今日保育園おやすみ?」

行けば楽しそうにしていますが、行くまでがちょっとした困難!
というわけで、今回もおばけに登場してもらいます。

「保育園やーだー」と、あーちゃん。

母は言います。

「そうだよねー、もしおばけの保育園になっちゃってたら、怖くて行けないよねー」

「え、おばけの保育園?そうだよ〜。怖くて行けないよ〜」

「じゃあさー、おばけを追い払う呪文を教えてあげようか」

「うん!」

「それはね…」

(期待に満ちたまなざし)

「どんじょろこっこー、びんびんびん」

「ぶっ…」

(思わず吹き出し、大爆笑)

「おばけは暗くてジメジメして静かなところが好きだから、面白いこと言って笑っちゃったら、ここは僕のいるところじゃない、ほかの場所へ行こう
って、逃げちゃうんだよ」

「ほかの呪文も教えて」

「よし、じゃあ靴履きながら教えてあげる。もしもおばけの玄関になってたら〜…」

娘、玄関までダッシュ!(しめしめ…)

「じゃあ靴履いてね。もしもおばけの玄関になってたときは…」

(すでにケラケラ笑っているあーちゃん)

「ぶーころぴんぴゃー、ぽーぽーぽー」

(体を捻って爆笑)

「じゃあ今度は、おばけの車になってたらどうしよう」

「きゃー!(大興奮)」

車までダッシュ!(しめしめ…)
気が変わらないうちに3倍速で座らせシートベルト装着!
車発進!(ここまで来ればこっちのもの!)

「ねー、車の呪文はー」

「もしもおばけの車になってたときは〜…、

ぴーひゃらぷっぽー、もへーいもへーい」

あーちゃん爆笑。
保育園到着。
先生におはようございまーすと挨拶され、母と別れたくない!とちょっと萎える。

「ねーかぁかー!おばけの保育園になってなかった〜」

母、耳元で。
「じゃあもしなってた時は、どんじょろこっこだよ」

あーちゃん、くすくす。
それじゃあいってらっしゃい!でハイタッチして、今日も無事に登園です。


こんなおばけの活用法と、なっております。
今日も長々とお付き合いありがとうございます笑
このやりとりのポイントは以下です。

①おばけの保育園になってたら怖くて行けない、という行けない理由を作ってあげる。
娘からしたら、保育園に行きなさい!と言われると思っていますが、そうだよね、保育園いけないよね、だっておばけが…と思わぬ理由を与えてみると、便乗して来ました!あーちゃんなりに、保育園に行かないためのもっともらしい理由を探しているようです…。

②とにかく笑わせる。
大抵のことは、笑わせればこっちのもの…。ほとんど納得しかけているけど意地を張って、引っ込みがつかなくなっている時なんかは特に効果出る印象。あ、ちなみにおばけのやりとりが始まる前に、普通の説得は何度か試みています。あーちゃんも、仕事があるから自分が保育園に行かないとお母さんが困る、というのは、頭ではわかってくれています。
とはいえこの面白文字列を作るのはちょっとした母の苦労です。私の場合は壁に貼った「あいうえお表」を娘よりも凝視して、笑える配列を考案しました…笑

③最初の1個目は出し惜しみしない。
1個目を言う段階で玄関まで誘導できれば、呪文の数2個でいいから楽だなあと思うのですが(こんなところまで節約?)、最初の1個は、期待値がめちゃくちゃ高いのと、いかに「これおもしろいやつだ!」と思わせるかだと思い、まずは無償提供!言葉の抑揚、顔芸とか、ダンスなど、なんか色々とくっつけて、1個目で爆笑を引き出せれば、後の二つは中笑いくらいでいけました笑!

第二弾は以上になります。
いやあ本当に、毎朝戦争とはよく言ったものです。
この方法も、いずれ飽きが来るのでしょうが、子供は繰り返しが好きですので、呪文を変えたりして、ちょっとずつ工夫しながらなるべく長く使っていきたいものです。

第三弾は、お風呂編の予定!



(執筆時間39分)

応援いただいたら、テンション上がります。嬉しくて、ひとしきり小躍りした後に気合い入れて書きます!