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【 適応障害とわたし 】

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適応障害体験記のようなものと、うつに関するお話。
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#エッセイ

【休職中】傷病手当金を貰おう

こんにちは、こんばんは。 #お金について考えていること というお題が開催されているみたいなので、 それに乗じて傷病手当金のお話を。 適応障害になり、休職を前向きに検討し始めた際、 仕事について以外で1番不安だったのが 「お金どうしよう…」という点です。 休職中は仕事をしないのですから、給料は勿論発生しません。 (但し会社によっては手当があるところもあるみたいです…!) 貯金は無いけれど、実家を頼るのは難しい。 でも車のローンやクレジットカードの支払いは来月も来るし、 病

手に握る色の数が

あの時、わたしの手に握られていた色は ごくごく僅かだったのだと、 そして零れ落ちていた色たちは 元々わたしの手にあったものだと ようやくそう気づけるようになったのです。 ◇ こんにちは、こんばんは。 お久しぶりです。あるいは初めまして。 明日の仕事は午前中から、 しかも病み上がり(インフル大流行)だと言うのに、 書きたい衝動に駆られてしまいました午前3時前。 ここまでの道のりと、この先への不安と、 それでも前に進んでみたいと思っている話。 ◇ 最後にnoteに顔を

お風呂に入れなくなったわたしの話

こんにちは、こんばんは。 わたしは今、スマホでYouTubeを流しながら、 お風呂に入ってこのnoteを書いている。 今日はわたしにとって、数日ぶりのお風呂である。 昨日と一昨日は調子が悪かったから、 間違いなく入っていない。 先週プールに行った日に入って、 その後もう1回くらいは入ったはず。 3日…4日…ぶりくらい、かな。 お風呂を当たり前に、習慣で入れている人からすると 引かれてしまう話かもしれない。 汚いと思われて当然だと思う。 ただ一つ、言い訳をさせてほしい。

本音を話そうとすると涙が出てくる

スマホを持ち始めた、高校生の頃。 わたしはとある疑問を解決すべく、 ひたすら検索をかけていました。 それは「本音を話そうとすると涙が出てくる」ことについて。 とは言ってもわたしは、すぐ泣くタイプではないのです。 おそらく、どちらかといえば気を強く張っている方。 でも、一定の条件下だとどうもダメなのです。 例えば、先生との面談の時とか。 「あなたはどう考えているの?」 と私自身についての意見を求められ、 心の奥底にある本心を伝えようとすると 喉がつかえて、涙が出てきます

目が滑る、そんなあなたにnoteの世界

わたしが職場に通ったり通えなかったり、を繰り返していた頃。 胃の不調から始まったことは以前の記事にも書きましたが、 それ以外に職場で困った症状がありました。 それが、目が滑って活字が読めないこと。 抑うつ状態による、思考力や集中力の低下が原因です。 せっかく職場までがんばって足を運んだのに、 メールのチェックをしようとしても 何が何だかわからん。頭に全く入ってこない。 小さい声で音読しながら、必死に数通のメールを読んだあの日… ◇ そんなわたしに似た誰かへおすす

眠れない夜を過ごす

あぁ、眠れない。 睡眠薬もしっかり飲んだはずなのだけれど。 微かに聞こえる空気清浄機の音と、同居人の寝息。 実のところ、1日くらい寝られなくたって大した問題ではないのだ。 だがこれがどうして、焦燥感が私の心を占拠する。 「あぁ、もうすぐ夜が明けてしまう」 「明日」が来ることに怯え、気持ちはどんよりと曇っていく。 決まって眠れない夜は頭の中で何かがぐるぐるしていて、 今にも破裂しそうなくらい、パンパンになっている感覚。 ぷす、と針を刺して空気を抜くことができたらどれだけ楽

ガオーッと勢いはなくとも2022年

こんにちは、こんばんは。 ようやく書けます、 #note書き初め 。 新年早々体調イマイチで、 虎のようなスタートダッシュはありませんが まったり行こうぜってことだねきっと。 WISH LIST 100を手帳に書きためてありますが それとはまた別に今年の軸になる抱負を決めたい。 ひとつめは間違いなくこれ。 ■社会復帰する。お金の問題があるから、目標は4月。 但し、勤務形態は問わないこととしよう。 週3,4日程度からスタートし、 できれば少しずつ勤務日数を増やしていく形に

誰の役に立ちたいのか

「わたし、役立たず…」 わたしのメンタルがうつに入った時に言う口癖。 今日も自分を責めるこの言葉が頭をちらつく。 ◇ 「ねぇ、誰の役に立ちたいの?」 1年半、幾度となく呟いた言葉への、はじめての質問だった。 …社会、同居人、自分。 >社会の役に立っていない。 いや、今は「休養中」の身だ。 社会の役に立つことは必要とされてない。 それが叶うのはずっと先の話。 そもそも社会の役に立つって壮大なこと言ってるのでは。 役に立てたら素敵だね、くらいでいい気がする。 >同居人

寝ても寝ても

眠い……… こんにちは、こんばんは。 本日も16時に起き、朝ごはんを食べるも眠過ぎてそのまま20時半までまた寝てしまいました。 でもまだ眠いです。体調どうなってんの。 今日は同居人と初詣に行くつもりだったのに、それも叶いませんでした。 ふっと眠って起きて3,4時間過ぎてた時のあの物悲しさといったら… 布団はふわふわで温かくて優しいのに、それと真逆にあるような絶望感を突きつけてくる。 なんとも悪魔的な存在です。 あぁ、また布団の引力に負けてしまう… 今日も何も

わたしは娘だった

昨年、こんな記事を書いた。 事務作業もできず、電話も怖く、まだまだ塞ぎ込んでいた時の話だ。 その中で両親をあまり好きでない、 という話をしたけれど、今年その溝が少しずつ埋まった。 これが、わたしのメンタル不調の回復に大きな影響を与えたように思う。 きっかけはふたつあった。 ひとつめは両親へ「わたしの取扱説明書」を渡したこと。 5月に帰省することを唐突に決めたわたし。 あまりメンタルの調子は良くなく、 友人に元気を貰いに行くつもりでの帰省だった。 ただメンタルの調子

さようならはまたあした

「もう、死んでしまおう」 そう心から考えたことのある人はどのくらいいるのだろうか。 類は友を呼ぶ、ということなのか、生まれてからのこの24年で 心の不調を訴える友人はわたしの周りには結構多く、 その中でもわたしは3人「そう」考える人を止めた経験がある。 あ、4人だ。自分自身も含めて。 多いのか少ないのかはわからないが、 そんな話を持ちかけられる存在でいられたことは嬉しく思う。 いやもちろん、そんな話が出ないのが一番幸せではあるが。 ◇ 「そう」考えた人が生きているのは

ダラダラが大事なの。

先日、本屋をふらついていると メンタルケア書籍のコーナーが作られていました。 「今更な気もするけど」この表紙を見て、ふと伸びる私の手。 患者の個別性、時代背景の変化、 それによって引き起こされる適応障害、 それらに医療は対応できているのか─ その答えはノーである。 そんな導入から始まりました。 ◇ 仕事を辞めて1年ちょっと。 適応障害と診断されて早1年5ヶ月。 抑うつ気分も随分落ち着いてきて、きっとあと少し。 それでも薬は手放せない。薬無しには眠れない。 そのくせ日中

虚空を眺める

▶︎ 再生紙に生まれ変わる前のそれら ▶︎ 綺麗に畳まれるはずの布の山 ▶︎ 空虚の入ったペットボトル ▶︎ つづきを読む 選択肢はいくらでもあるのだけれど、 何もかもが選択肢から外れている。 もう、そういう日なのだ。 無音の孤独に耐えられず流すYouTubeもうるさいし 心の内より明るい照明はやたらと眩しい。 ◇ 昨日の夜は酷かった。 洗い物も少ししたし、ご飯も作った。 でもそれ以上の何かをする気は持ち合わせておらず 動画を流しながらスマホゲームをぽちぽち進め

noteをつづけられなかった話

はじめは、ぐるぐるがいっぱいある頭の中を文字にしたかった。 あわよくば誰かの心に届いたら嬉しいなと思った。 ◇ 休職して2ヶ月がすぎた頃、わたしは外の世界との繋がりが希薄になっていた。 noteという街に飛び込んで、久しぶりに人が行き交う温度を感じて、 そんな中に自分の種を撒けるのが楽しかった。 色んな人の温かさを感じられるのが、その時のわたしにはとても嬉しかった。 なのにどうして、「それ」はあっという間に訪れた。 書きたいことはたくさんあるのに、どうも素敵な言葉が紡