[後編] ServiceNowを短時間で理解する!~第1回DXプラットフォーム勉強会~
DX推進のためのプラットフォームとして世界中で人気のServiceNowの概要について、元ServiceNowソリューションコンサルタント・シニアマネージャーの三邉氏に、わかりやすく重要なところをピンポイントでお話いただきました。
後編のこちらはServiceNowを支えるテクニカルな側面や具体例などをお届けします。前編のServiceNowの成長にある背景や、機能の概要についてもお見逃しなく!
ServiceNowテクノロジーワークフローソリューション
Now Platformとテクノロジーワークフローのところを少しかいつまんでご説明します(図1赤枠)。
図2のテクノロジーワークフローの俯瞰図をみてください。
ServiceNowではまず、Now Platformがシングルデータベース、CMDB(構成管理データベース)をもっていて、これに企業のITに関連する構成情報を蓄積して行きます。
このデータベース構築のノウハウはServiceNowとして独自に考え提供していて、
① ITSM(ITサービスマネジメント)
② ITOM(ITオペレーションマネージメント)
③ SPM(Strategic Portfolio Management)
といったIT業務全体のライフサイクル管理の中心にCMDBを置くことで、サービスを実現しています。
ITILの理解とCMDBの重要性
CMDBの中にはITの資産情報であるとか、ITのサービスを提供するための関連情報すべてを網羅していて、シングル=唯一の信頼できるデータベースとして機能しています。逆に言いますと、CMDBをきちんと構築していくことが、テクノロジーワークフローを利活用する上での重要なポイントになります。
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