DX Design Lab

SaaSを中心としたDXとその周辺についての情報を身近な視点から発信していきます。DXを通して、新しい世界をデザインしてみませんか? 【DXデザイン研究室@千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート】

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マガジン

  • 海外SaaS事情

    海外におけるSaaSのトレンドを集めました。

  • ローコード/ノーコード

    話題のローコード/ノーコードツールについて紹介します。

  • アップスキリングイベント

    挑戦する意志のあるすべての人が、持つべきスキルやスタンスを身につけられる「修練」と「探求」の場のイベント参加者募集や講義レポートをご紹介します。

  • DX先駆者たちの知恵

    DXの最先端を走るプロフェッショナルの方々に成功の秘訣をお聞きしています!

  • 脱エクセル化!

    Excelは便利な反面、DXをとどまらせてしまう側面もあるんです。どう脱するかについて記事を書いてみました。

最近の記事

大学DX事例 オンプレミスからSaaSへ

海外では、SaaSの普及によってITエンジニアでない人たちもシステムに関わるようになっています。 それにより、よりよいシステムを構築することができ、生産性が上がったケースをご紹介します。 オンプレミス→SaaSでうまれる効果 これまではオンプレミス型のシステムが主流で、ITエンジニアのように特別な知識を持っている人のみが関わる分野でした。 しかし、SaaSの登場によって、特別なIT知識がない人でも触れるようになり、社内のIT部門の管轄から、実際にシステムを使うユーザ部門へと

    • 論文とAI

      先日、職場におけるAI利用率についてお伝えしました。 一方で、学生の間では、もはやAIを使っていない人はいないのでは? というほどではないでしょうか。 リサーチ、アイデアの提案、翻訳、ドラフトやサマリの作成などAIが助けてくれる場面はさまざまに存在しています。 学校側としてはAIによる作成物をはじめとした、「盗作」や「不正利用」を防止する目的で続々とアプリの導入を進めています。今回は、それらを検知するためのSaaSをご紹介します。 ◆世界中の大学で導入されている不正検知の

      • #ChatGPTDreamLife; 未来の自分を描いてもらう

        今、TikTokで900万以上のタグ付けがされているという #ChatGPTDreamLife をご存じですか? これは、ChatGPTに未来の自分を描いてもらうというものです。 夢のような未来の自分が現れる自分の理想の条件をリストアップして、それらの願望をChatGPTに伝えると、想定されうる輝かしい人生を一コマ一コマ案内してくれるそう。 ChatGPTはユーザ側のモチベーションを上げてくれるようなリアクションをしてくれるらしく、涙を流してしまったり、自信につながる場面

        • iPaaS利用でDXが躍進する

          昨今のiPaaS人気の理由と必要性について、SazaeのCEO溝尻さん、BoomiのCEO堀さんのお二人によるセミナーがありました。日本でも近い将来、iPaaSの需要がうなぎのぼりになりそうです。 2026年にはiPaaS市場が115億円オーストラリアに本社のあるSazaeの溝尻さんによると、DX化の観点で  英語圏:日本  73%:33% 英語圏ではDXは終わっていて、SaaS同士をAPIで連携するのは当たり前。 iPaaSはシステム連携のためになくてはならない存在であり

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        • ローコード/ノーコード
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        記事

          アメリカの職場でのAI使用率

          テクノロジー先進国のアメリカにおいてもAIの活用は2023年からさほど進んでいないそうです。てっきりアメリカではがんがんAIを活用していると思いきや、そうでもないようで…。週に1回程度AIを使っている従業員はわずか7%とのことです。 アメリカの職場でもAI利用は発展途上ギャラップ社の調査によると、 ● Fortune500社のCHRO(最高人財責任者)の93%がAIを利用し始めている と回答している一方で ● 67%の従業員がAIを仕事で使ったことがない ● 週に1回程度使

          アメリカの職場でのAI使用率

          White-label SaaS(ホワイトラベルSaaS)とは?

          「White-label SaaS」をご存じですか?  ホワイトラベルSaaSとは ある企業が開発し所有するソフトウェア製品やサービスを、別の企業が自社のブランド名でリブランドし再販すること を指します。 2024年のSaaSトレンドとして注目されているものの一つです。 ホワイトラベルSaaSのメリットとしては、 SaaSマーケットシェアをいち早く獲得したい企業にとって コスト負担が少なく、即時展開が可能なこと。 ゼロからソフトウェア開発を始める必要がないため、価値提案や戦

          White-label SaaS(ホワイトラベルSaaS)とは?

          4つのプロジェクト管理ツールを比較してみました

          アメリカで人気のプロジェクト管理ツールについてご紹介です。 ソフトウェアやサービスのレビューサイトG2によると、Asana, ClickUp, monday.com, Smartsheetが上位にあり、全てプロジェクト管理を効率化するためのSaaSツールですが、それぞれに特化した特徴があります。 https://note.com/powersl_saas/m/m54994635b949 Asanaは直感的なタスク管理とプロジェクトの進捗追跡を得意とし、シンプルなUIで視覚

          4つのプロジェクト管理ツールを比較してみました

          ネクスト大学:UiPathハンズオン研修

          次回のネクスト大学(パワーソリューションズ社内大学)はUiPathハンズオン研修です! UiPathはロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)プラットフォームとして世界各国で展開されています。 日本においても、UiPathは「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2023-2024」の RPAソフト/サービス部門で5年連続1位を獲得しています。 UiPathの強みは ・ユーザーフレンドリーなインターフェース: ノーコード/ローコードの設計環境により、簡単に自動化プロセ

          ネクスト大学:UiPathハンズオン研修

          ネクスト大学:Smartsheet概論

          9月に行われたネクスト大学のテーマは「Smartsheet概論」。 タスク管理やプロジェクト管理を効率化するためのコラボレーティブ・ワーク・マネジメントツールとして、世界約190か国で100,000社以上の顧客に利用されているSaaSの講義でした。 Smartsheetでチームのプロジェクト管理がシンプルに! A) 進捗をExcelで管理しているが手間がかかる B) Excelを元に報告用のスライドを作る必要がある C) Excelをメールでやりとりして、どれが最新か分から

          ネクスト大学:Smartsheet概論

          ServiceNow/WORLDFORUMに行ってきました!

          10/15日、16日に行われたServiceNowのWORLDFORUMに行ってきました! ServiceNowだけでなく、ServiceNowを使った各企業のブースもあり、最新ソリューションの紹介がありました。 ServiceNowの原点◇ 始まりはシステム部門のPC周りの問い合わせ ServiceNowの出発点は「ワークフローを自動化できたらいいよね!」いうアイデアだったそうです。当時はまだそのコンセプトと期待できる効果を周囲に理解してもらえなかったため、「まずは会社

          ServiceNow/WORLDFORUMに行ってきました!

          Boomi×ServiceNowの戦略的連携

          先日、Boomi日本代表の堀さんにインタビューさせていただきましたがBoomiはServiceNowと戦略的に連携し、双方のソリューションを融合させ、AIを活用した新しいソリューションを展開していくそうです(詳細はこちらから)。 両社のCEOは「顧客の期待が進化する中、シンプルでアジャイルなソリューションが求められている」という点で協調し、AIと自動化の潜在能力を最大限に活用することで、ビジネス変革の新時代を切り拓いていくとしています。 新しいソリューションは年内に提供され

          Boomi×ServiceNowの戦略的連携

          YESODの魅力~時系列でみえる人・組織マスタ~

          人・組織マスタに特化したサービスを急展開させているYESOD(イエソド)。COOの竹内伸次さん、CSOの齋藤誉さん、コンサルタントの楠橋常揮さんに、YESODの魅力についてお話をうかがいました。 1. 世の中で起こっていること:社内全体で共有している人・組織マスタが存在していない! YESODのコーポレートミッションは「企業の人・組織・情報にまつわる非効率をなくす」です。そもそも世の中に存在している人事システムを見渡してみると、採用のシステムや労務管理、勤怠、給与のシステム

          YESODの魅力~時系列でみえる人・組織マスタ~

          Boomi(iPaaS)について

          iPaaSのパイオニアとして、75か国以上、20,000社を超えるクライアントを持つローコードツールBoomi。 日本でも急速に広がりつつiPaaSについて、Boomi Japan代表の堀和紀さんにお話をうかがいました。 Boomiとは? アプリケーションとアプリケーションをつなぎ データソースとデータソースをつなぎ そこから新しいソリューションをつくり出していく iPaaS※のサービスです。   近年日本企業でもクラウドの利用が進み、お客様のデータがオンプレミス、クラウド

          Boomi(iPaaS)について

          数字でみるSaaSの成長

          SaaSにまつわる数字の話です。 技術の進歩とビジネスニーズの変化によってSaaS市場は急速かつ確実に進化しています。 1) 1,970→2,470億ドル2023年の世界のSaaS市場の売上は約1970億ドルで、パブリッククラウドサービスの売上全体の約3分の2を占めます。Statistaによると、2024年までにSaaS市場は約2470億ドルに成長するという予想です。 2) 20%成長Gartner社の最新予測によると、パブリック・クラウド・サービスに対する世界のエンドユ

          数字でみるSaaSの成長

          9月のネクスト大学はSmartsheetです!

          共同研究先である㈱パワーソリューションズのNEXT大学、 9月講義のテーマは「Smartsheet」です。 このブログでも何度か触れてきましたが、 Smartsheetは G2(年間100万人以上が利用するソフトウェアマーケット)の 「2024 Best Software Products for Enterprise」で エンタープライズ向け約11.7万の製品のうち 2位にランクインしているSaaSです。 2024年の年間収益が10億ドルを超え、アメリカをはじめ世界中の

          9月のネクスト大学はSmartsheetです!

          車ディーラーのDXを考える

          ある自動車販売会社さまにお話をうかがう機会をいただきました。 1台の車から広がるDXの可能性は壮大です! DXで解決したい!直面していること直近で、DXで解決したいと思っていることは以下だそうです。 ①手作業のデータ移行をやめたい 経営側へ提出するための数字をつくるとき、表示されたデータをエクセルに移していくという「手作業」が発生しているとのこと。 データがあるのに、いったん紙になって、またデータに戻るケースもある。 この「ヒト」を介して行われてしまっている作業をデジタ

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