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転職活動からみえたもの

日々湧き上がる課題を独自のアイディアで改善・実行すること、そして深くつながる仲間と共に豊かで快適な生活を送りたい、青海きょう子です。


「尊敬する人は誰ですか?」の回答に「両親」とあることは多い。

こうやって現在、薬剤師として働けるよう、教育環境を整えてくれたことには感謝しているが、「尊敬か?」と聞かれるとちょっとよくわからない。

私の両親も医療者として働いでいるが(医療者あるある)、では、両親を「医療者として尊敬するか」と聞かれたら、それは尊敬していたように思う。父は医師であるが、私の小さい頃は医師の労働環境は劣悪だったので、家族としてはいろいろ我慢しなければならないこともあったが、患者の命を救うために日夜働いている、という点に対しては尊敬していた。

だからこそ、自分が就職する際も親のレール上で就職先を決めてしまったのである。当時は両親とそれはそれは揉めたが、薬剤師としての知識や経験を蓄積できたことは良かったと思っている。

一方で、薬剤師として働けば働くほど、自分が薄々、薬剤師に向いていないことには気づいていた。薬を作ること(調剤業務)という作業がどうにも好きになれなかった。だからいつもどれだけ調剤時間を減らせるか考えていた。業務効率化につながるので、周囲からは重宝されたが、実際は作業をやりたくなかっただけなのである。

転職を考えたが、薬剤師という仕事は95%どこに行ってもこの作業が付きまとうので「仕方ない、そういうもの」だと思っていた。

いつの日か
「外の世界ってどんな所なんだろう?会社で働くって何だろう?」
と思うようになった

両親だけではなく親戚も医療者ばかりである私は、外の世界を全く知らなかった。また、世間的にも、医療者は専門職で「安定、高給」という羨ましがられる職業だったので、外の世界は気にはなるが、足を踏み出すことができなかった。

ただ、薬剤師として生きること、薬剤師同士で何かをやっていくことに限界を感じ、外の世界も気になり、進学や地域のイベント、岩熊さんの講座に参加した。自分は薬剤師以外何もないと思っていたが、それぞれの場所で私の価値観を受け入れてくれる人たちに会った。一方で外で新しい出会いがあるほど、職場内の環境や人が良くないことに気づき、同僚で自分の価値観や考えを理解してくれる人は減る一方だった。

外の仲間のお陰もあって、転職活動を始めることができた。やりたい仕事を探すために、全国で探している。職種も重要であったが「地元を離れたい」という希望が1番強いことに気づいた。

転職活動を始めた際に、両親に連絡した。アラフォーにもなって実家に呼び出され、延々と1時間怒られた。「外の環境なんてもっと劣悪なんだ、自分の学歴をみて、世の中に対して能力がないことを認めなさい」と言われた。

既に私は「仲間がよりよく生きていこうとする姿」を応援し、「自分ができることを提供する人たち」が存在する「外の世界」のがあることを知っている。しかし両親はその存在すら知らない。そう気づいた時、どこまで話しても仕方ないことだ、と諦めがついた。「ない」と思っている人には、たとえ本当に実在しても見えないものだからだ。

父は「時代についくこと、外の世界を見ようとすること、子を認容できない人」で、あり、「父自身の経験の中で生きていく人」であると気づいた。


さて、先日YouTubeで手越と西野のコラボ動画を見た。
手越が西野の映画「えんとつ町のプペル」を見に行った話だった。

映画のストーリーはざっくりいうと(私自身、プペルは絵本も映画も見ていなけど)

えんとつだらけで煙に覆われた町。町の住人は煙の向こうに何があるのかを知らない。煙突掃除屋のルビッチは、煙の上に星があると信じていた。ゴミ人間と呼ばれるプペルと、雲の外に本当に星があるか確かめよう、という話である。

私はいまこのプペルとルビッチになるか、分かれ道に立っている。


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