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対人関係で悩みがちな人が、まわりから好かれ尊重されるようになる方法


人生の悩みのほとんどは、人間関係・お金・健康に集約されるといわれる。

家庭が貧しかったり、病気を抱えているなどの事情を除けば、若い人ほど3つなかでもとりわけ人間関係の悩みが占める割合が大きい。

とりわけ、キツい言葉を投げかけられたり、ぞんざいな態度を取られたりと、他人からまっとうな扱いを受けられないがために落ち込んでしまう人は少なくない。


もちろん、メンタルが強ければそんなことをされても簡単に落ち込まずに済むけれど、そもそもメンタルが強い人は醸し出す雰囲気や姿勢、発言によって、まわりからぞんざいな扱いを受けにくい。


では、どうしたら他人から攻撃されたり、ぞんざいな扱いを受けないようになれるかというと、「まわりに好かれ、尊重される人間になる」のが一番だ。


そもそも誰かに傷つけられるきっかけは、自分自身で作り出している可能性がある。つまり、自分の現在のあり方が周囲に放っているものが、フィードバックとしてあなたを傷つけているかもしれないだ。

だったら逆に、自分を傷つけるようなフィードバックがかえってこないようなあり方に変えればいい。それがつまり、まわりから好かれ尊重される人間になることだ。


「簡単に好かれるような人間になれるなら、苦労しないよ」

そう思う人もいるかもしれないけど、ハッキリ言おう。

まわりに好かれる自分はつくれる。

好かれる自分で在るのはメンタリティの持ち方の問題であり、私が以前から言っているようにメンタルとは「スキル」と「習慣」である以上、いまからでも強くできるからだ。


好かれて尊重される人間になるための方法はいろいろあるけれど、今回は次の5点をピックアップして紹介しよう。

1.機嫌良く、凛とした表情

人間は、不機嫌な人を目にすると居心地が悪く感じて好ましく思わない。
できれば避けたいし、自分のいるところから排除したくなる。

逆に、感情が安定していつも機嫌のいい人は他人にとって安心できるから好ましく思われる。

ただし、機嫌よくいようと心がけることは大事だけど、ヘラヘラするのはナメられてしまうだけなので注意しよう。人間は卑屈な態度の人間を軽んじてくるからだ。

あくまでも凛とした表情で、機嫌よく。
そんな感じで日々過ごせるとベストだ。

2.ビシッととした姿勢

1で触れた“凛とした表情”にも関係するところだけど、姿勢もまたビシッとして凛としているほうがナメられにくい。

ビシッとした姿勢はいい意味での緊張感の表れであり、隙のなさを感じさせるからだ。

逆に、背中が丸まってうつむき加減の姿勢はいかにも自信がなさそうで、他人から見たら攻撃しやすそうに見えてしまう。

3.誰に対しても公平

これまであなたが接してきた人のなかで、特段強いわけでもないけど、まわりから尊重されている人はいなかっただろうか?

そういう人によく見られる特徴のひとつが、誰に対しても態度が公平だということだ。

相手がボス的存在であろうがいじめられっ子であろうが、目上であろうが年下であろうが、態度があまり変わらないタイプの人。

このように相手によって卑屈になったり尊大になったりせずにいられるのは心が強いからだと思われ、そういう人はまわりから一目置かれる。

逆に、相手によって態度が変わる人は、その落差が大きい分だけ他人から見て不信感が募り、疎ましく思われてしまう。


同様のことをすぐにやるのは難しいかもしれないけれど、誰に対しても公平に接する人は尊重されやすいということをいまのうちに知っておくだけでもいい。少しずつ、そういう人間なれるようがんばっていこう。

4.相手の肯定

人間は自分のことを肯定されたり、認められると嬉しいものだ。
悪い気はしない。

だから相手を肯定する言葉をかけてあげよう。

ただし、歓心を買おうと“おべっか”として自分を褒めてくる人間のことはかえって鼻白んでしまうし、卑屈な感じがしてさらに見下すこともある。

だから大事なのは、相手が普通の状態のときにいきなり褒め言葉を繰り出すのではなく、その人が窮地に陥っていたり、落ち込んでいるときを見計らって、「でも、◯◯さんはこういうところがすごいですよね」みたいにフォローの言葉をかけてあげることだ。

すると、弱っているときに自分を肯定してくれるあなたという存在をありがたく感じ、大切にしたほうがいいと考えるようになる。


なお、この肯定についても、3で触れた公平性を大事にしたほうがいい。

ボス的存在や上司にばかり褒め言葉を使ったりしていると、まわりから見て、あなたがその人に取り入ろうとしているように思われてしまうからだ。

5.断る力

1〜4を実践していけば、徐々にまわりから好かれ尊重される人間に近づいていける。

そのうえでここからさらに心がけていってほしいのが、嫌なことは嫌とハッキリ言えるようになることだ。

つまり、断る力を持つことだ。

好かれる人間になろうと努めることは、まわりからの嫌な態度を我慢することを意味しない。

不愉快な言葉をかけられたり、ナメた態度を取ってきたら、はっきりと「それは不愉快です」と口に出す。

そうしないと、何を言っても怒らない奴、無理な頼みもニコニコして聞いてくれる便利な奴だと思われ、尊重されることはない。また、そういう人は結局好かれもしない。

だからもしも不愉快な言葉を投げかけてきたり、理不尽な依頼をしてきたら、はっきり断ろう。

「コイツには言っても大丈夫」。
そう思われているから言われるのであって、毅然と断れば相手は思っていたのとは勝手が違うなと面食らって、もう同じようなことを簡単には言えなくなる


もし、それでも相手がさらなる理不尽を働いてくるようなら、そのときはあなたにとって勝負のときだ。

自分の尊厳が侵されそうなときは、自分自身で戦って守らなければならない。

そのときにはまわりの目なんて気にしてる場合じゃない。

相手と刺し違えてでも徹底的に戦ってやろう。


ときには戦わなくてはならないときがあるし、戦ってこそ勝ち取れる平穏というものがあるんだ。

大丈夫。

実際にそうなったところで、事態はそんなに悪くならない。

むしろ、いままでのあなただったら見せなかった一面を目の当たりにしたことで、まわりがあなたのことを軽んじることはもう決してないから。

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