骨盤底ケアを当たり前の世の中に【1】
骨盤底筋トレーニングメソッドへようこそ!
福井県子育てマイスター・骨盤底筋トレーニング講師のアヤカンです。
産婦人科医でスポーツドクターの高尾美穂先生のもとで学び、
【骨盤底ケアを当たり前の世の中に】
というコンセプトで活動しております。
さて私の大好きな「骨盤底筋」のことについて語りましょうか。
そもそもなぜ「骨盤底ケア」が必要なのかという社会的背景のお話。
現代の日本人は「超高齢化社会」を生きています。
1945年の平均寿命は50代。
1970年の平均寿命は70代。
そして現代、
2020年の平均寿命は80代。
(男性81.6歳、女性87.7歳です!)
骨盤底筋の機能障害である尿失禁は加齢性変化のひとつです。
つまり、更年期や老年期女性にとってQOL(生活の質)を大きく引き下げる疾患なんですね。
また、産前・産後の女性(特に高齢出産や経膣分娩の回数が多いほどハイリスク)も骨盤底へのストレスがかかり尿失禁や臓器脱に苦しんでいる人も多いという事実があります。
さらには、20代での尿もれ経験者のうち63.4%は出産経験のない女性だったという調査結果もあります。(下図および下記調査URL参照)
日本女性20代から60代(40000人)に聞く尿もれ実態大規模調査
私自身の経験談ですが、経膣分娩を3回、そのうち1回は多胎出産を経験しました。
はい、驚くことに、私は双子の出産も(2800gと2600g)経膣分娩したんですよ!
単胎児の産後は1年以内に尿もれが自然に治りましたが、双胎の産後は2年経過しても改善しませんでした。骨盤底への負担は想像以上のもの。
その後、骨盤底筋トレーニングにより尿もれが改善するのを実体験して、この骨盤底ケアは産前や産後すぐからすべきだと思うに至りました。
何が言いたいかというと
「現代女性にとって尿もれは身近ではあるけれど、どうやって治すのか知ってますか?」
ということと、
「正しいトレーニングを行えば症状のほとんどは改善できますよ」
ということです。
(専門医への受診が必要なケースもあるので柔軟な対応が必要です)
私も腹圧性の尿もれ経験者だからわかりますが、どうやって治すのかは誰も教えてくれなかったんです。(もっと早く知りたかった!)
自分でもそのうち治ると思っていたので、困り感が少なく、産後も特に骨盤底ケアはしてませんでした。
そんな経験を経て今だからこそ思うのは
「産前産後からの骨盤底ケア」
がいかに大切かということです。
はい!というわけで今日は、
骨盤底ケアが必要になった社会的背景と、
産前産後すぐの骨盤底ケアが大事!
というお話でした。
お読みいただきありがとうございました。
からだは健やかに、こころは穏やかに過ごせますよう!
福井県子育てマイスター
骨盤底筋トレーニング講師 アヤカン
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