詩『スクラップ・アンド・ビルド』

Twitterを開いて書いて下書きに保存して見返して消して、湯を沸かしてカップ麺に注いでその間に菓子パンとおにぎりを食べてカップ麺を食べてまた菓子パンを食べてダイエットコーラを飲んで洗面所に行って喉の奥に指を突っ込んで胃液とコーラと麺が絡まったパンと米を吐き出して涙と鼻水を流してる鏡の中の自分の顔を眺めて、目の前にあったカミソリで腕を切ってしばらく赤い線を眺めて男にほどほどにしとけよと言われて、鉢植えを窓際の日向に移して水を溢れるまで注いで、呼ばれて股開いて子宮をずんずん突きまわされて孕んで堕ろして孕んで堕ろしての腹の中に精液を出されてあんた責任とってくれるのと言って前歯殴られてぐらぐらになって、レタスを腹一杯飲んでいい感じでぐっちゃぐっちゃになって、部屋の中のものもぐっちゃぐっちゃになって、逃げる男を追いかけて顔にゲロかけてあげて顔が変形するぐらい殴られて、米やらパンが出てきて足掻いて腐って吐き出して何度も切って水浸しになって股を開いて太陽の光がぐっちゃぐっちゃになって壁からいっぱい血が流れ出して手が骨みたいになってカップ麺とおにぎりが混ざり合って鏡の中に見知らぬ女がいてお腹が空いて鉢植えの草を食べて喉の奥に手を突っ込んでまた涙と鼻水が流れ出して止まらなくなって、もうビルドもスクラップもいらない勘弁してください神様と言って、帰ってきた男に髪の毛掴まれて引き摺り回されて、永遠にこれが続くのです。