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オーケストラ音源収録~後編~

みなさま、こんにちは。
バレエ「えんとつ町のプペル」製作総指揮の関 巴瑠花(せき はるか)と申します(作品への想いはこちらから)。

100名のお客様に来ていただいたオーケストラ公開収録リハーサル後、お客様(オーケストラ音源収録~前編~)や編曲家の中原さん(オーケストラ音源収録~中編~)から嬉しい言葉をいただきました。

この話にはまだ続きがあり、指揮者の冨田さんからも素敵なお話を伺うことができました。

オケ収録の最終日に指揮者さんがお話しくださったことなのですが、実は、指揮者の冨田さんが指揮の勉強をしているときの恩師の一人が編曲者の中原さんなんだそうです。

つまり、中原さんは冨田さんをここまで育て上げた父のような方だそう。

指揮の勉強をするとき、まずはピアノに対して指揮を振る練習をするそうなんですが、冨田さんのその練習時のピアノを弾いて、指揮に対して指導をしていたのが中原さんでした。

冨田さんがすべての収録を終えたあとにこのことを教えてくださり、

「それぞれの本業(中原さんの本業は作曲・編曲家、冨田さんの本業は指揮者)で一緒に仕事ができたのが初めてなので、一緒に仕事をする機会をいただけたこと、本当に嬉しかったです!」

とおっしゃってくださいました。この時、私には冨田さんの目が少し潤んでみえました。

中原さんも「ほんとだね~!」と。

冨田さんが打合せ時などに、「いや~編曲者さんがいる中でやるの緊張しますよ」と仰ってるときもあったのですが、

『恩師の前で、恩師の作った曲を自分が指揮する』という状況だったことを終わってから知り、なるほど!と納得。

音楽チームの皆さんには、すごく過酷なお仕事をお願いし、無理なリクエストをお願いし、そんな中素晴らしい楽曲を創り上げてくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

私から感謝することはあっても、感謝されるなんて想像もしていなかったので、この機会が音楽チームの皆さんにとっても嬉しいものだったことが本当に本当に嬉しかったです。

直前のnoteの公開で炎上して不安になっていた自分や周りのスタッフは、このオーケストラの収録を観て、確実に気持ちが上向きました。

素晴らしい音楽は人を勇気づけます。心を潤してくれます。その力を借りて私もまだまだ進むぞ!と決意を新たにすることができました。


バレエ「えんとつ町のプペル」
製作総指揮 関 巴瑠花


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