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バレエ「えんとつ町のプペル」への想い

絵本「えんとつ町のプペル」は、けむりで空が覆われた町で、星を信じる男の子・ルビッチの物語です。

信じぬくんだ。たとえひとりになっても」というお父さんの言葉を胸に、けむりのむこうにある星を信じ続けるルビッチ。

しかし、星をみたことのない町の人たちは、そんなルビッチをうそつき呼ばわりし、「空気をよめ」とせまります。

それでもルビッチは、星はあると信じ続け、たったひとりの友達・ゴミ人間プペルと、最後には満天の星空にたどりつきます。

私はこの絵本に出会ったとき、夢を追いかけるときの道しるべのような絵本だなと感じました。

“誰もみたことのない世界“を目指すとき、「そんなのやめておけ!」と言われるかもしれない。これは愛情からくる言葉かもしれません。

でも、もし自分の望む道があるのなら、「たとえひとりになっても」その道を歩いてもいい。

自分の信じる素敵な世界に向かって進んでいい。

バレエ教師である私は、このメッセージを子どもたちに伝えたいと思い、バレエ「えんとつ町のプペル」の制作をスタートさせました。

子どもたちがこれからの長い人生の中で、自分の星を見つけたとき、うそつき呼ばわりされても、「空気をよめ」と言われても、横やりがとんできても、前を向いて自分の信じる道を歩んでほしい。

夢を追いかけることは簡単ではないかもしれない。たくさんの人の想いを振り切らなきゃいけないかもしれない。ひとりぼっちになるかもしれない。苦しいことも辛いこともあるかもしれない。

それでも、勇気をもって歩き続けたら、その道程で一緒に歩む仲間ができること、最後には満天の星空に出会えること、見たことのない素晴らしい世界が広がっていることを、この作品で伝えたいのです。

子どもたちが自分の道を歩むとき、この作品が心の”おまもり”になるように、それぞれの星空にたどりつけるようにと願いを込めて。


バレエ「えんとつ町のプペル」
製作総指揮 関 巴瑠花


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