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学級経営のこだわり


こんばんは。かえもんです。

今日は先生向けです。
テーマは「私の学級経営のこだわり」です。

私が毎日続けていることがあります。
それは「教室掃除」です。

生徒が帰って誰もいなくなった教室で学級日誌や点検活動のチェックをしたあと、毎日掃除をしています。

これを始めたきっかけは一昨年くらいにみたネットの記事でした。その当時は、はっきり言って自分の学級が荒れていました。授業中の私語、何とも言えない悪い空気、嫌がらせ、教師への反抗。今思えば、大変な学級でした。

そんなときにネットで「学級崩壊」と検索して何か解決策はないかと探していたのです。そんなときにふと目にしたのが「教室をきれいにする」という方法でした。

教室をきれいにすると学級が落ち着くというメカニズムは単純です。学級がきれいで整然としていれば、めちゃくちゃに荒れることは少ない。逆に、教師がぐちゃぐちゃになっていれば、良い雰囲気が生まれるはずはない。こういう理屈で説明されていました。

当時は藁にもすがる思いだったので、その記事を見てから毎日掃除をし始めました。教室の隅から隅まで掃き掃除をして、机をきれいに並べて、廊下を拭いて、落書きを消して…。1人でやっても15〜20分です。それを気づいた時は必ずやっていました。

この掃除が原因なのか分かりませんが、その学級も「荒れているクラス」から「普通のクラス」くらいに変わり、生徒も私もなんやかんやで気持ちよく過ごせるようになりました。

掃除をすれば学級がうまくいく。
ここまで言い切ることはできませんが、掃除を続けていくなかで、あることに気づきました。

それは「掃除をしている間は生徒のことを考えることができる」ということです。掃き掃除をしながら「またあいつらここ掃いてない!」とか「この子最近落書き増えたな」とか、ただ教卓に座っているだけでは見えない部分まで見えてくるのです。そして、綺麗になった教室を見るとじんわりと達成感が押し寄せてきて、明日も頑張るか!という気持ちになります。

つまり、掃除をすることで生徒に愛着をもてるようになるのです。正確には、生徒が過ごす教室に愛着が湧き、その延長で生徒に愛着が湧く、かもしれません。

それでも、私は掃除をすることで生徒と向き合おうとする気力を得ることができました。

そして、現在も掃除は続けています(掃き掃除だけ)。

他の先生からは「そんなに掃除しなくてよくない?」と言われますが、私としては掃除しないで翌日生徒を迎える方が何となく嫌です。

環境が変われば人は変わる、とよく言われますがその通りだと思います。教師が生徒や学級をより良くしたいと思うなら、いきなり生徒を変えるのではなく環境から変えていくのが先決なのではないでしょうか。

もし、学級経営でこんな取り組みをしている!というのがあれば是非教えてほしいです。
それでは。

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