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失敗したらどうしよう?と悩む人へ


こんばんは。
かえもんです。

今日は「不安で動けなくなる人たち」です。

昨日の記事にも書いたように、私たちのチームの最後の大会が近づきつつあります。全く練習していないなかで、たった2週間の準備期間が与えられ、戦っていかなければなりません。

そうなると、選手のなかには次のような心理になる人が出てくるはずです。

「今までバスケから離れていたから上手くプレーできるだろうか。しかも、たった2週間で上手くなるはずがない。最後の試合でこれまでの試合よりももっと初歩的なミスをしたらどうしよう。」

こういう「失敗したらどうしよう」と考える人が出てくることも想定されます。

今日はこの心理について掘り下げて考えてみようと思います。

まず、「失敗したらどうしよう」と考えるのは「失敗したくない!」という気持ちの裏返しやねじ曲がった考えであることが多いです。

良いプレーをしたい!

悪いプレーはしたくない

失敗したくない

失敗したらどうしよう?

こんな流れで「失敗したらどうしよう?」につながります。

要は不安なんです。良いプレーをしたいけど、できないかもしれない。つまり、自分を信じきれないがためにこのような感情が起きると考えられます。

では、この不安とどう向き合うか。こんな気持ちでコートにたっても良いプレーはできませんから。
何とか考えを変える必要があります。

まず、「今に集中すること」。
次の瞬間には起きる可能性のないことは考えるだけ無駄です。つまり、試合が始まる前に試合の結果を考えるのは無意味です。試合の結果を考えたところで、何も変わらないからです。本気で試合の結果を変えたいなら次のワンプレーに全ての意識を向けるべきです。

そして、「開き直ること」。
そもそも「失敗したらどうしよう?」という考えは自分に期待しているから起こるのです。だから、言い方はあれですが、「どうせ上手くいかないのだからやれるだけなってやる!」と開き直った方がうまくいくことが多いです。

「失敗したらどうしよう?」。この考えは小中学生のころの私が常に頭の中に思い浮かべていた考えです。当時は野球で投手をやっていましたから、「ストライクが入らなかったらどうしよう?」「打たれたらどうしよう?」「僕のせいで負けたらどうしよう?」とウジウジ悩んでいました。

そのことを当時のコーチに相談したところ返ってきた返事は
「誰もお前にそんなすごいこと求めてないわ笑」
というものでした。
言われた直後は結構ショックでしたが、今思うと自分に対して過度な期待をしていたことが分かります。ストライクが入らないのも、打たれるのも、僕のせいで負けることも全て織り込み済みで、コーチは私を投げさせているんだ、ということがなんとなくわかったのです。


人は思い詰め過ぎると、とても暗い顔をします。
そんなときに「大丈夫だって!適当にやんな!」と明るく過度な期待を振り払ってくれる存在がいてくれるだけでとても助かります。


選手にとっては最後の大会。
うまくいってほしいと思う気持ちはひときわ強いはずです。しかし、強く願ったからといって身長が伸びるわけでもないし、速く走れるようになるわけでもありません。

結局、今この瞬間を最高のものにして積み上げていくしかないと思うのです。その先に、素晴らしい結果が私たちを待っている。そう信じています。


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