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練習時間を伸ばせば上手くなるか?


サッカー部の顧問の先生に教えてもらった話。


うちの地域では、今の時期は雪が積もっているので、外の部活も体育館を使用して練習している。
となると、当然体育館を使っての練習は夏場に比べて少なくなる。

正直、もっと練習させたいし、色々なコンビネーションを教えたい。どうしたらいいでしょう?

こんな内容をサッカー部の先生に相談した。

すると、
「先生はさ、パフォーマンスってどうやって決まると思う?」と聞かれた。

何か上手く答えられず、ゴニョゴニョ言っているとその先生は
「パフォーマンスってのはさ、
 どんな気持ちで×量×質
 で決まるんだよ。」
と教えてくれた。

「どんな気持ちで」というのは、練習に対する目的意識や目標意識を指す。
「量」というのは時間。練習時間のこと。
「質」というのは効率。例えば、パス練習なら1分でどれだけ回数をこなせたか。

これらを掛け合わせた結果が、パフォーマンスとなる。そういうふうに教えられた。

さらに、次のようなことも教えてもらった。

現状、部活の決まりとして2時間などの制限がある。だから、「量」は変えられない。
限られた時間のなかでコーチがチームを強くするためには「どんな気持ちで」と「質」の部分をMAXまで高めてあげないといけない。その上で「量」を求めるべきだ。

なるほどと思った。自分の練習を振り返ると効率が良いとは思えない。待ち時間が多いドリルの組み方をしてしまっていた。

例えば、スクエアパス。ボール1個でやるよりも2個でやった方が効率が良い。こういう効率を良くする工夫がまだまだ足りない。

さらに、質について説明を加えると、質とは効率だけでなく技術発揮の面も含まれる。つまり、正しいプレーができているかどうか。この部分もまだまだ甘い。

そして、練習をどんな気持ちでさせるか。
これは個人個人の目標設定や練習の意味などをきちんと設定させたり、伝えたりすることで向上させることができるはずだ。

今限られた状況のなかで、最高を目指す。
そのためには、長時間の練習ではなく短時間の超効率の練習を積み重ねる。さらに、オフコートでは目標や座学を通じて練習の見通しを立てさせる。

今のチームはきちんと伝えればわかってくれる選手が揃っている。つまり、もっと良いバスケができるはずだ。

選手の未来にコーチは触れている。
その責任をひしひしと感じる。まだできることはある。負けるな、自分。

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