育成年代に最適なオフェンス
今回から自分のチームでやろうとしているオフェンスシステムについてブログで まとめておく。
今年やろうとしているオフェンスは「ドリブルドライブモーション(DDM)」と言われるものだ。
なぜこのオフェンスを採用したか。理由は以下の通り。
①1on1やシュートなどの個人の技量を伸ばすことができるから。
②今のチームにそこそこアタックできるガードが2人いるから。
③スペーシングを教えるのに適しているから。
①について。これが最も大きい。個人的な思いとして、選手には中学だけではなく高校や大学に行ってもバスケを続けてほしいし、上のカテゴリで通用す技術を身につけて部を旅立っていってほしい。DDMには複雑なスクリーンがあるわけでも なく、セットオフェンスのようにガッチガチに動きが決まっているわけでもない。いくつか原則があるが、それさえ覚えればあとは個人の技術を伸ばすことができる。ちなみに、DDMを行うに当たって必要な選手の条件をまとめておく。
・ドリブルアタックでペイントエリアに切り込んでいけるガードが2人。
・リバウンドを安定して取れるセンター。
・キックアウトの3Pなどを決められるシューター2人。
上の条件を見てもらえればわかるように、ドライブ・シュートができる選手が必要である。しかし、うちのチームにはこんな選手はいない。だから、このような選手を練習と試合の時間を使って育て上げるのである。
やりながら成長できる。これがDDMの最も大きなメリットだろう。
②については、ミニバス出身で去年からガードをやっている選手が2人いるから。雑だけどそれだけ。
③スペーシングとは、OFの時のそれぞれの選手の位置するところのこと。これが悪いとシュートまで持っていけない。DDMでは1ギャップ(ウイングとコーナーの距離感)ではなく2ギャップ以上を作ることを大切にしている。その理由はペイントにアタックするためである。2ギャップは、2ガードの位置とコーナーの距離感だと思ってほしい。これらを作ることでドライブがしやすくなり、DFがヘルプに出れば、他のプレーヤーがフリーになる。だから、このスペーシングがとても大切なのである。
ちなみにDDMはレイアップを最優先のシュートとしており、その次が3Pになる。
簡単にいうと
「ドライブでアタックしてレイアップを決める。でも、ヘルプが来ていたら外にさばいて3Pを打つ」
というオフェンスである。
このオフェンスを機能させるには、ドリブル、パス、シュート、1on1などバスケの基礎が必要である。そして、何度もいっているがそれらの技術を練習や試合の中で磨けるのがDDMなのである。
次回以降は、より細かいオフェンスのシステムについて。
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?