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『漂流者達の咲かせる花』或いは『RE:ゼロから始める風間サッカー生活』
新元号が「令和」になった。万葉集の梅の花の歌32首の序文にある
初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす
からの引用だという。
「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせられる日本でありたい」という願いを込めたというのを聞き、良い元号になったなぁと思った。
名古屋グランパスでも週末のコンサドーレ札幌戦で大輪の花を咲かせた選手がいる。長谷川アーリアジャスールだ。
“ (今回ベンチに入らなかった選手含め)いろんな思いがある中で皆闘っているので、皆がひとつになっている、というのを見せたかったので、(ゴール後)ベンチに行きました ” #北海道コンサドーレ札幌 戦後 #アーリア 選手コメント動画
— 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) March 30, 2019
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アーリア、加入してからグランパスが勝てない時期に「降格請負人」だとか「お前が出ると負ける」だとか酷いことを言われてた。ごめん、僕も少し思ってた。
得点した後、まっさきにベンチに向かっていったアーリア。それを一番に出迎えたのはアーリアにスタメンを奪われて悔しいはずの赤﨑だった。なんかそれ見て感動してDAZN見ながら泣いてた。
【ドリフターズ】という言葉がある。「漂流者、根無し草」という意味だが、日本ではドリフといえば「志村うしろ!うしろー!」のドリフか、最近なら漫画の『ドリフターズ』が有名になっているだろうか。
だが、今の名古屋グランパスを評するに【ドリフターズ】というのは個人的にしっくり来る。アーリアにしても赤﨑にしても、根無し草のようにチームを転々として燻っていた選手だ。今期の好調グランパスの功労者の一人と言っていいジョアン・シミッチにしても、イタリアでは怪我で苦しみポルトガルに渡っていた。米本だってそうだ。FC東京一筋とはいえ、度重なる大怪我で定位置を奪われていた。
そんな漂流者達がグランパスに集い、並々ならぬ決意を持ってプレーしてくれている。まるで異世界転生モノのラノベのようだ。
『RE:ゼロから始める風間サッカー生活』
急に楽しそうになった。こっちか? こっちが今のグランパスの姿か?
相馬くんはエミリアの転生した姿なのか!!!
などと取り乱して浮かれてしまうようなコンサドーレ札幌戦だった。
まだ5節が終わっただけで、そんなに浮かれんなと言われるかもしれない。だが、去年と違うのは5節終了時でわずか3失点しかしていない。そして自慢の攻撃力は据え置きである。
大きな花を咲かせようよ!もう根無し草なんかじゃないよ!僕らはファミリー全員で3年掛けてJリーグで【風間サッカー】という名の大輪の花を咲かせる為に集ったドリフターズなんだ!
平成最後の #マスコット王👑
— グランパスくん (@grampuskun_No1) April 1, 2019
令和最初の #マスコット王👑
がんばるなも😤 pic.twitter.com/Qk94m4qyY8
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