父と母、二者二様。
私と旦那は子育てのやり方が違うなと思う。
私は娘に優しいが、甘くはないと思う。
旦那は娘に甘々だけど、時々優しさに欠けていると思う。
*
もうすぐ1歳半になる娘は、自分の思い通りに指先を使えなかったり、うまくいかなかったりするとすぐにイライラした声で泣き出す。
そのイライラの感染力は強く、側にいる人も思わずイライラしてしまうような泣き方だ。
私はスーッと深呼吸する方法でかわせるようになってきた。
そもそも娘は、まだ人生を1年半しか経験していない赤ちゃんだ。
イライラのコントロール方法も知らないし、だいたい大人になっても気の許せる相手の前では、自分の感情を包み隠さずダイレクトにぶつけてしまうこともある。娘にとって私たち両親は、生まれてからずっと一緒にいる、最大に気を許せる相手。気持ちをダイレクトにぶつけてくるのは当然だ。
私は娘に寄り添った声かけをしたり、抱きしめたりする。
旦那はというと、、
特に仕事から疲れて帰って来たときや、娘を長時間一人でみた日などは、一緒になってイライラしている。
ため息までついて。
赤ちゃんが二人いるなと思う。
*
最近娘が転んだあと大袈裟に泣くようになった。そして一人で立ち上がろうとしない。
歩き始めるのが早かった娘。
その分たくさん転んだ。
でも転んでも、上手に両手をついて、何事もなかったかのようにすぐに歩き出す。
健気で可愛くて、元気いっぱいで、愛おしかった。
しかし、最近は泣いて立ち上がらない。
旦那に聞くと、すぐに抱っこして起こしてあげているそうだ。
甘い
甘すぎる。
娘にはちょっとやそっとで、挫けて、踏ん張って立ち上がる力の湧かない子にはなってほしくない。
たくさん転んでもいい。
自分で立ち上がる方法を知っていて欲しいのだ。
私は起こさない。一人で立ち上がれる貴方を知っているから。
本当に、どうしても無理そうなときは、一緒に立ち上がれるように手を貸すよ。
*
育児方針は揃えた方がいいと思う。
けど、私たちくらいの若干の違いはいいのかなとも思う。
私だっていつもは自分でできることを全部誰かにやってもらいたくなるときがある。
そういうときは迷わずパパという甘えられる場所が娘にはある。
*
旦那に対する皮肉みたいになっているが、私が持っていない良いところが旦那にはたくさんある。
例えば、
私は動物はあまり好きではない。
「ワンワン」
赤ちゃんが初めて発する動物の鳴き声No. 1
娘はワンワンが大好きだ。
1歳を過ぎたあたりから、パパと二人でお散歩に行った時に、たくさんのワンワンに触らせてもらうようになった。
私と二人だったら絶対にやらなかったと思う。
それ以降、私とお散歩に行ってもワンワンに駆け寄って触るようになった。
最初は叩いたりしないか、または噛まれないかなど心配事がたくさんだったが、そもそも噛み癖のある犬の飼い主は子どもが駆け寄っても立ち止まらずに散歩を続行する。
そして、立ち止まってくれたワンワンに対して、娘は驚くほどに優しく撫でる。
ケラケラ笑い声をあげながら、ワンワンと戯れる。
親が私一人では、こんな経験させてあげられなかった。
貴方の世界を狭めていたと思う。
パパがいて良かった。
*
育児に正解はない。
ネットを見れば、これが正しい。
これは間違い。
これほどまでに、よくハッキリ言えるなと思えるような記事がある。
別の記事を見れば、その逆も然り。
だから私のやり方があっているとか、旦那のやり方が間違っているとか、
そうやって断言は出来ない、しない。
あまりに方向性が違うと娘を迷わせてしまうけど、
娘のことが大切で、
愛おしくて、
幸せを願っている。
ここは揺るがない。二人とも同じ気持ちだから。
これからも二者二様でいきましょう。
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