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読書感想文「会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」

今回紹介するのは「伝説の編集長が教える 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」です。

現状の評価は星5つ中3つって感じ。「役に立ちそうな」知識はいっぱいあった。ただ、実際に見るべきポイントは多数で「ココだけ見て」というタイトルと乖離があるため星マイナス1。また実際に役立つかどうか実践による検証が必要なため、現状ひとまず星マイナス1。

2回3回と繰り返し読む必要がある本

10倍株いわゆるテンバガーを狙うために見るべきポイントが多数書かれている。なので、タイトルを真に受けて「ここだけ見ればいいんだな」と安易な考えでいると見事に裏切られる。
どれくらい投資についての知識や経験があるかにもよるが、基本的に2回以上読む必要があると感じた。私は3,4回読まないとダメかも。私は2022年7月から日本株をやってる。これまでに投資の本を20冊くらいは読んでいるものの、現在の私の知識力ではこの本を1回読んだだけでは理解しきれなかった。2回3回と繰り返し読む必要があると感じた。

再現性については検証が必要

最大の問題がここ。得する株を見つけるのに、「ここを見るといい」「この情報が参考になる」と情報が大量にあるのだが、本当にそれで得する株をつかめるのかどうか、利益を出せるのかが問題だ。しかし、実際にやって見ないことにはわからない。この本に書かれていることが実際に再現できるか、その再現性については検証が必要。しかも、運の問題や個人の実力の問題も絡むので、再現性については少々疑問が残る。
同じ投資でも、以前こちらの記事で紹介した長期さんの本は再現性が高った。私自身、利益を上げられたし、ツイッターなどでも評判がいい。

そもそも、得する株をつかもうとするのはややギャンブル性が高い。配当金目的の投資以上にギャンブル性が高い。買った株が値上がりする保証はなく、自分の読みが盛大に外れる可能性がある。しかし、配当金は少なくともすでに発表されているものは支払われる。安定配当や増配を継続している銘柄であれば、安心して投資できる。
私は不安になりやすいたちなので、私のメンタルの安定を考えると得する株をつかむよりも配当を目的にした方がよさそうだ。ただ、やはり得する株、10倍になる株をつかむテンバガーは得られる利益も大きい。夢がある。人生のなかで一度くらいはテンバガーをつかみたい。しばし勉強しつつ、この本の再現性を確かめていきたい。

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