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広角レンズ。

明日20日は地元野田市の文化会館でリベットボタンの親子コンサートが開催されます。
ステージの美術を自分たちで手作りしたのは何年ぶりだろうか!?
初心にかえった清々しい時間でした。むしろ仕事とはこうありたいと思った。

ふと、こんなことを思った。
「人は仕事をどう捉えているのだろうか?」

もし僕が、ステージの装飾物を作ることに対して、
「50手前にもなって、なんでダンボールなんて切らないといけないんだよ」
「俺、こんなことするために仕事頑張ってきたわけじゃないんだよ」

こんな寂しい感情を抱いていたとしたらゾッとします。幸いにも面白さと満足感しかなかったし、手作りしてこそ作品が生きるチームなんだと自分たちのことも再認識する機会になりました。


広角だけに話をグッと広げてみますが、僕は広角レンズが好きです。物事の視界が広がった気分になります。ワイドにするといろんなものがレンズ越しに飛び込んできて気持ちが良いです。

大学時代にバイトで貯めたお金で中古のカメラと付属で広角レンズを買いました。でも貧乏学生だったので、何を血迷ったかお気に入りだった広角レンズを売ってしまったことがありました。後悔して翌日買い戻しに行ったという経験もあります(その時は親にお金を借りた)。

半値で買い取られ、倍値で買わされるという、商売の術中にはまった瞬間でした。親への申し訳なさと、自分のバカさ加減で心苦しさも倍増です。

広がりすぎたので話をグッと絞りますが、最近は「人生を働く」というテーマで生きていますが、なんとなくお気楽になって心が生きやすくなりました。

僕たちは生まれた時から人間としてすでに仕事を与えられている上に、途中からさらに仕事につけって言われるわけで、その時点でダブルワークです。修行ですね。最近では副業OKみたいな流れもあって、そうなると仕事と修行と副業のトリプリワーク。人間ってつくづく働くのが大好きな動物なんだと思ったら、面白くなって来ました。底辺、すでに人間として誰しも平等に働いていると思ったら気が楽になります。

昨日もコンサートの装飾品を手作りしている満足感がありました。しかもそれが自分たちの小さな会社でできていることが誇らしくもあります。多分そこには200人か300人のお客さんが親子で遊びに来てくれる。ありがたいですね。

世の中を広角レンズで覗き込んでみると、意外に見過ごしていた面白いものを発見できるかもしれない。視野をワイドにしてみると、自分の中の見切れた世界を再認識できるかもしれない、そんなことを考えた朝でした。


今日も、おちゃのまポップな一日になりますように。

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