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5年目の「5時以降、仕事しない」

「ワーク・ライフ・バランス①」という言葉を耳にしますが、最近は「ワーク・ライフ・インテグレーション②」とか「ワーク・イン・ライフ③」という概念も出てきているようです。確かに自分の生活スタイルに合った好きな言葉をチョイスする方が思考的にも動きやすくはなりますよね。

ワーク・ライフ・バランスはビジネスシーンで良く使われているのでどうしても 「仕事中心の考え方」で、仕事を充実させるために趣味とか充実させて生活とのバランスを取ろう!みたいなイメージがあります。

一方、ワーク・ライフ・インテグレーションは「仕事」と「生活」を対立的に捉えて、それらの垣根をなくし、どちらも大切な“人生”の一部として統合しちゃう考え方。そしてワーク・イン・ライフは、仕事も生活も一つの人生の中の出来事として切り離さない考え方。

僕の場合は世代的に、仕事命で生きてきた方なんですが、人生経験の中①から②や③に変化してきた感じです。今の僕は「人生を働く!」って考えているので、③に近い考え方ですかね。人間は常に状況を哲学的に説明したがる生き物ですから仕方ないですよね。僕も嫌いじゃありませんから。


コロナで状況を一変させる

2020年、僕はコロナ禍で生活環境を一変させるようと決意しました。そのひとつが、「5時以降、仕事をしない!」ということ。会社経営をしていますから、仕事を放棄したわけではなく頭の中はいつもいろんなことを考えていますが、時間の使い方を変えたということです。2019年に子どもが生まれ、小学校に上がるまでは子供との時間を最優先する生活スタイルへの変更を決断しました。

運よく自宅の向かいの保育園に入園することができ、事務所も自転車で10分圏内の場所へと移転。いざという時に走ってでも保育園にもお迎えにいけるような環境で仕事をすることにしました。趣味の畑も事務所から10分のところに借り換えて、スタッフの遊び場として会社の一部に野菜作りを取り入れました。趣味と仕事の一石二鳥ですw

当然、サラリーマンの方々は一気に環境を変えるのは難しいでしょうけれど、僕のような小さな会社だから自由な選択ができたのだと思います。事務所を移転して設備投資をしたことでリモート対応もしやすく、室内から屋外交流を増やし、都内に出向くのではなく、都内からお客さんをお招きする時間が増え、なんなら畑で遊んで行ってください!なんていう感じでコロナ禍ならではのワークスタイルになりました。

そんな生活スタイルも今年で5年目に入りました。コロナ襲来からも5年目ということになりますが、なんと時間の経過が早いことか。WITHコロナのキャッチコピーもどこにいったか!?世の中も徐々にコロナ以前の状況に戻りつつあって、ここから何を残し、何を育てていくのか、みんながセカンドステージに入った感じがします。

小さな会社は体力がありませんから、たくさんのことを同時進行ではできません。どんなこともそうですが、小さくミニマムに動くからには価値感を育てなければならないと思っています。自分たちならではを醸成させていくことはとっても重要です。

それが働き方の変化につながったのかもしれません。

もう一つTAN-SUで言うならばオリジナルの食育キャラクターのベジパンズです。
なんとなく可愛い野菜のキャラクターとして展開するよりも、野菜作りを実践しているチームが生み出したキャラクターの方が説得力があるよね!っと、

そんな感覚を大切にしています。僕もリベットボタンもコロナ禍を利用して食育インストラクターの資格も取得しました。せっかく生み出したキャラクターに恥をかかせないようなチームであらねば!そんな価値感が素敵だなぁって、憧れを探しながら実践していきたいです。

ともあれ、この先どんな時代になるかわからない時代。平和が続くとも限らない。だからこそ、「人生を働く!」って大事な価値観かもしれないと思うわけです。

5時以降、仕事しない!が、いつまで通用するかわかりませんが。



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