勤務765日目 特別送達を全力で受け取り拒否されたらどうするか
基本的にこの仕事、細かい方法(小ネタ)は誰かに聞かないとわかりません。自動的に教えてはもらえない。
なのでそういうことに困っている方の聞く手間を省くためにぼくが書いておこうかと(ぼくも知らなくて困った)。
郵便(書留も)やら荷物やらは、受取人が拒めば拒否することができます。
拒否を受け付ける場合、プリンタから紙送りで紙を出し、「受け取り拒否」「受け取り拒絶」などと書いて、そこにお客さんのサインをもらい、それを郵便等に貼り付けます。
765日勤務して6回くらいはそれをやったことがあります。もう必要のないクレジットカード、身に覚えのない代引き、夫に黙って購入した荷物が夫にバレて受け取り拒否などなど。
で、特別送達の話なのですが、これは受け取り拒否することができません。
※特別送達というのは裁判所が送る書留。手間が多いので送料が高い。よく知らないのですが多くは訴訟に関する書類が入っている。
なのですが、全力で拒否されるケースは当然あります。
この仕事をしていたら必ず遭遇します。「やぁだ受け取りたくない! 息子のことじゃぁん息子の責任だもぉぉんボク関係ないもぉぉん!」などと言われることが。
そのときどうするか。方法は二つ。
1 特別送達をその場に放置プレイ
2 不在を切る
本来は「1」の手段をとらなければいけません。
受け取りを拒否した方のお名前をうかがい、特別送達の紙に書きます(拒否された場合に書く欄がある)。
そして地面に置く。
ポストではだめです。おそらく基本は「拒否した人の目の前(拒否した人がいた場所)の地面に置く」です。
これが正当な特別送達受け取り拒否の配達方法。
まあそんなことする配達員はそうそういないらしく。
ほとんどは「2」です。拒否されたら不在を切る。
どうするか教えてもらえていなくて、なにもわからなかったとき、ぼくは本当に困って、懇願してお客さんに受け取りをお願いしたことがあり、それでも拒否されるのでお客さんの前で局に電話をかけようとしたことがあるんです。それで面倒な空気を察して受け取ってもらえましたが。
いやぁ、特別送達を正当な理由なく不在を切ったらだめだと思ってたんです。まあ実際ダメだと思うのですが。
自分が罪の片棒を担いでしまうのではと心配してプチパニックになり、お客さんにあれこれ言いましたよ(不在切ってもこちらに罪がないのならすぐ切ってた)。
とにかく同じケースに遭遇したら不在を切りましょう。
放置プレイに挑戦するのも一興ですが(それが正当な方法ですし)。
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