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オランダのポジティヴヘルス

大型連休のタイミングで、オランダを訪ねてきました。
サムネイルの写真は、チューリップの見頃である3月中旬~5月上旬しか入園できないというキューケンコフ公園で撮影した一枚です。

オランダといえば、みなさん口をそろえて「風車」と「チューリップ」(一部アンダーグラウンドなものをいう方もありますが)ですので、その一つを楽しむことができて良かったです。

それにわたしは「ビール」を加えたいと思います。運河沿いのテラスで飲むクラフトビールは最高の味わいでした。

ユトレヒトの運河に面したビール醸造所直営レストランにて

さて、タイトルの「ポジティヴヘルス」ですが、2011年からじわじわとオランダに浸透している健康の概念であります。

ポジティヴヘルスとの出会い

2019年、ちょうどコロナ禍というパンデミックが始まる半年前、職場の研修制度で公募による海外調査に応募しようと思い、書店で資料を探していて目に留まったのがこの本。

オランダ発ポジティヴヘルス

この本に書かれているポジティヴヘルスの概念にしびれました。

「社会的・身体的・感情的問題に直面したときに適応し、みずから管理する能力としての健康」

健康とは「問題に対してどうにかしようとするセルフマネジメント能力」である。

決して、年に1回の健康診断で測られる「成績」「結果」という状態ではないというのです。

よくよく考えてみたら「自分でどうにかする」のは当たり前といえば当たり前。

でも、いまのわたしたち、健康診断でなにがしかの異常値があったら、そこにいる医師や近くのクリニックの医師に指導されたことを「言われたとおりにする」ようになっていませんか。

そういう発想になじんでいたので、このポジティヴヘルスがえらい新鮮に映りました。

そして、オランダに行き、ポジティヴヘルスの創始者にお会いして直接説明を受け「この概念と行動原理が根付けば、日本人も本当の意味で健康になれるに違いない」と思い定めて今に至るという感じです。

ポジティヴヘルスを知るには

「ポジティヴヘルス」については、まとまった書籍としては冒頭紹介したものがおそらく唯一ですが、このnote内にも、在宅医療を中心にさまざまな事業を展開している医療法人オレンジの紅谷医師の記事が掲載されています。

また、2019年に実施された「ポジティヴヘルス研修」を修了した方たちを中心に、実践などを共有し、広めていこうという「ポジティヴヘルスジャパン」のWEBも公開されています。

これからの活動

ポジティヴヘルスとの出会いから3年半、自立した「個」を尊重し合う、おとなのオランダで過ごしながら、今後の展開を考えていました。

一つに普及団体の立ち上げ、二つにポジティヴヘルス実践の研修開催

これからも折に触れ発信していこうと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

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